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J-GLOBAL ID：201702237029502641   整理番号：17A0605956

プロセス耐障害性向上システムOrthrosにおけるコンテナマイグレーション手法

著者 (4件)： 新美渓介 (名古屋工大) ,  瀧本栄二 (立命館大) ,  毛利公一 (立命館大) ,  齋藤彰一 (名古屋工大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2017  号： OS-139  ページ： Vol.2017-OS-139,No.11,1-8 (WEB ONLY)  発行年： 2017年02月22日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ハードウェアを仮想化することなく1つのOSの上で複数のユーザ空間を提供するコンテナ型仮想化では,単一障害点であるOSに障害が発生した場合,その上で動作するすべてのユーザ空間は破壊される。コンテナはサーバで利用されることが多く,可用性低下を抑えるためコンテナの保護が必要である。そこで本稿では,単一計算機上で動作する2つのOS間でプロセスを移植し保護するシステムであるOrthrosを用いて,コンテナをマイグレーションすることによって保護する手法を提案する。そのため,コンテナを実現するためのLinuxの機能であるcgroupとNamespaceの,Orthrosにおけるマイグレーションを実装する。また,サーバで利用されることの多いプロセスの中で,プロセス間通信に用いられるUNIXドメインソケットのマイグレーションを実装し,Orthrosで保護できるプロセスの適用範囲の拡張を行う。(著者抄録)

シソーラス用語： *フォールトトレランス ,  *仮想機械システム ,  *Linux ,  *クライアントサーバシステム ,  防御機構 ,  プロセス間交信 ,  フェイルセーフ ,  キャッシュメモリ ,  システムインタフェイス ,  移植性 ,  UNIX ,  評価試験
準シソーラス用語： プロセス耐障害性向上システム ,  コンテナ型仮想化 ,  保護機構 ,  ファイルキャッシュ ,  ソケット【ソフトウェア】 ,  マイグレーション【ソフトウェア】

分類 (2件)： オペレーティングシステム  (JD03020J) ,  ディジタル計算機方式一般  (JC02010O)

引用文献 (10件)：

• Mircea Bardac, Razvan Deaconescu, Adina Magda Florea: Scaling Peer-to-Peer Testing using Linux Containers, Roedunet International Conference (RoEduNet), 2010 9th, pp. 287-292 (2010).
• Miguel G. Xavier, Marcelo V. Neves, Fabio D. Rossi, Tiago C. Ferreto, Timoteo Lange, Cesar A.F. De Rose: Performance Evaluation od Container-based Virtualization for High Performance Computing Environments, 2013 21th Euromicro International Conference on Parallel, Distributed, and Network-Based Processing, pp. 233-240 (2013).
• Paul Menage: Linux kernel documents about Cgroups, https://www.kernel.org/doc/Documentation/cgroups.
• Rajdeep Dua, A Reddy Raja, Dharmesh Kakadia: Virtualization vs Containerization to support PaaS, 2014 IEEE International Conference on Cloud Engineering, pp. 610-614 (2014).
• Docker, Inc.: Docker - Build, Ship, and Run Any App, Anywhere, https://www.docker.com.

タイトルに関連する用語 (5件)： プロセス ,  耐障害 ,  コンテナ ,  マイグレーション ,  手法