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J-GLOBAL ID:201702237047582281   整理番号:17A1489817

効果的な抗菌活性および良好な生体適合性を有するセリシン銀ナノ粒子複合材料のその場グリーン合成と特性化【Powered by NICT】

In situ green synthesis and characterization of sericin-silver nanoparticle composite with effective antibacterial activity and good biocompatibility
著者 (10件):
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巻: 80  ページ: 509-516  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0574A  ISSN: 0928-4931  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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銀ナノ粒子は,その優れた抗菌活性のためのさまざまな分野に広く適用されている。しかし,銀ナノ粒子の安定性はある条件下ではその適用を制限している。,生合成による銀ナノ粒子の安定性を改善するその応用を拡大する有望な近道である。育蚕繭のセリシンは良好な親水性,反応活性,生体適合性および生分解性を有している。本研究では,溶液中のその場セリシン銀ナノ粒子複合材料を調製するための新規な,簡単な,一段階合成法を開発した。セリシンは銀イオン,分散剤及び調製したセリシン銀ナノ粒子複合体の安定剤の還元剤として機能した。自然光は溶液中のその場銀ナノ粒子の合成を触媒するために使用される唯一のパワー源であった。新しいセリシン銀ナノ粒子複合材料を,紫外-可視及び蛍光分光法,X線回折,透過型電子顕微鏡およびFourier変換赤外分光法によって特性化した。結果は,銀ナノ粒子が自然光の触媒作用下でセリシンのチロシン残基のフェノール性ヒドロキシル基によるAgNO_3の還元により合成されることを示した。合成された銀ナノ粒子は室温で良好な結晶性,サイズ分布,長期安定性を示した。光照射したセリシン銀ナノ粒子複合材料の調製に必須である。抗菌活性分析25mg/Lと100mg/Lが黄色ぶどう球菌の成長を阻害し,この細菌を殺すのに必要な,それぞれセリシン銀ナノ粒子複合体の最小濃度であった。細胞毒性アッセイ細胞生存率と細胞増殖はほぼ25mg/Lの濃度でセリシン銀ナノ粒子複合材料による影響を受けなかった。著者らの研究は,セリシン銀ナノ粒子複合材料の調製は環境に優しく,エネルギー保存,及び調製したセリシン銀ナノ粒子複合材料は長期安定性,効果的な抗菌活性と良好な生体適合性を持つことを示唆した。この新しいセリシン銀ナノ粒子複合材料は,抗菌剤および創傷ケアのような生物医学的応用のための大きな可能性を示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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