抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:抗PD-1抗体によるPD-L1/PD-1経路の抗腫瘍効果及び抗腫瘍免疫力への影響を検討する。【方法】C57BL/6マウスモデルを確立し,3つの群(n=3)に分割した。陰性対照群(PBS処置),陽性対照群(シスプラチン処理),抗PD-1抗体群(抗PD-1抗体処理)を用いて,腫瘍成長曲線を作成し,抗PD-1抗体の抗腫瘍効果を観察した。マウスの自然死またはマウスの腫瘍直径が2cmに達した時、マウスを屠殺し、マウスの脾臓と腫瘍組織を取り出し、フローサイトメトリーによりマウス脾臓単核リンパ球中のCD4+CD25+T調節細胞(Treg細胞)の数量を測定した。腫瘍組織におけるCD8+T細胞の発現は,免疫組織化学的方法によって検出された。結果:(1)陰性対照群と比較して、抗PD-1抗体群は顕著な腫瘍抑制作用を示し(P<0.05)、陽性対照群と比べ、統計学的有意差が認められなかった(P>0.05)。(2)単核リンパ球におけるTreg細胞の比率は,マウスの脾臓リンパ球において,それぞれ,以下の通りであった。陰性対照群(87.00±6.06)%、陽性対照群(71.50±4.04)%、抗PD-1抗体群(69.75±3.77)%、陰性対照群と比較して、抗PD-1抗体群のTreg細胞数は減少した。統計的有意差が認められ(P<0.05),陽性対照群と比較して有意差は認められなかった(P>0.05)。(3)マウスの腫瘍組織におけるCD8+T細胞の数は,以下の通りであった。陰性対照群(2.25×1011±3.34×1010)、陽性対照群(1.99×1011±3.12×1010)、抗PD-1抗体群(3.27×1011±3.67×1010)。陽性対照群におけるCD8+T細胞の数は最も低かった。陰性対照群と陽性対照群と比べ、抗PD-1抗体群のCD8+T細胞数は顕著に増加し、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。結論:抗PD-1抗体はマウスの腫瘍の成長を効果的に抑制し、そのメカニズムはPD-L1/PD-1経路を遮断することによって免疫抑制細胞を減少させ、CD8+エフェクター細胞数を増加させることによって作用する。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】