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J-GLOBAL ID：201702237224277301   整理番号：17A0602741

液中レーザーアブレーションによる金属ナノ粒子創製とその機構

Pulsed Laser-Ablation-Induced Fabrication of Metal Nanoparticles in Liquids

著者 (1件)： 橋本修一 (徳島大 大学院理工学研究部)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 45  号： 5  ページ： 257-261  発行年： 2017年05月20日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 液中レーザーアブレーション(PLAL)によるナノ粒子調製は,パルスレーザ堆積法(PLD)の応用技術である。PLAL法は,PLD法と比べてナノ粒子調製で還元剤を用いないため毒性が少なく,生体適合性の高いナノ粒子を調製できる利点がある。しかし,粒径分布の制御が容易でなく,多分散な粒子が得られるなどの問題がある。これらの複雑な機構を解明し,制御性の高いナノ粒子の大量合成法が求められている。本論文では,PLALによる金属ナノ粒子創製とその機構について解説した。金属ナノ粒子の形成機構を述べ,液中レーザーアブレーション機構や貴金属ナノ粒子のレーザーアブレーションなどを説明した。特に,液中でのレーザ照射によるナノ粒子調製の現状を述べ,金ナノ粒子を代表例とする貴金属ナノ粒子の調製法や生成機構および問題点を解説した。

シソーラス用語： *レーザアブレーション ,  *ナノ粒子 ,  プラズマ ,  レーザプラズマ ,  プラズマ生成 ,  パルスレーザ蒸着 ,  パルスレーザ ,  *金 ,  化学合成 ,  粒度分布 ,  多分散性 ,  還元剤 ,  *パルスレーザ照射
準シソーラス用語： 液中プラズマ ,  *金ナノ粒子 ,  生成機構

分類 (2件)： レーザ照射・損傷  (BK16040S) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O)

引用文献 (22件)：

• A. Fojtik and A.Henglein: Ber. Bunsenges. Phys. Chem. 97 (1993) 252.
• J. Neddersen, G. Chumanov, and T. M. Cotton: Appl. Spectrosc. 47 (1993) 1959.
• F. Mafune, J.-Y. Kohno, Y. Takeda, and T. Kondow: J. Phys. Chem. B 105 (2000) 5114.
• S Barcikowski and G Compagnini: Phys. Chem. Chem. Phys. 15 (2013) 3022.
• V. Amendola and M. Meneghetti: Phys. Chem. Chem. Phys. 15 (2013) 3027.

タイトルに関連する用語 (4件)： 液中 ,  レーザーアブレーション ,  金属ナノ粒子 ,  創製