タリム盆地Tazhong産油における熱化学的硫酸塩還元によるMangoのK<sub>1</sub>値の上昇

SONG Daofu; ZHANG Chunming; LI Sumei; WANG T.-G.; LI Meijun

文献

J-GLOBAL ID：201702237280585239 整理番号：17A0654246

タリム盆地Tazhong産油における熱化学的硫酸塩還元によるMangoのK₁値の上昇

Elevated Mango’s K₁ Values Resulting from Thermochemical Surfate Reduction within the Tazhong Oils, Tarim Basin

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資料名：
巻： 31 号： 2 ページ： 1250-1258 発行年： 2017年02月
JST資料番号： E0805B ISSN： 0887-0624 CODEN： ENFUEM 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

4つのイソヘプタン(2-メチルヘキサン(MH),2,3-ジメチルペンタン(DMP),3-MH,2,4-DMP)で表されるK₁値をタリム盆地産70種の原油で調べた。ここでK₁=(2-MH+2,3-DMP)/(3-MH+2,4-DMP)である。その結果,Mangoが提案しているように大半の原油でK₁値は約1であった。しかしTazhong油田産の油で高いK₁値が得られた。これはジベンゾチオフェン(DBT)の含有量が異常に高いことに起因し,DBT含有量は熱化学的硫酸塩還元(TSR)変質に関連した。MHはDMPよりTSR感受性が高く,TSR変質油におけるC₇化合物の末端メチル基は中鎖異性体より耐性が高い。従って,TSR変質の影響を受けた油中では(2,3-DMP/2,4-DMP)の比が低下し,(2-MH/3-MH)の比の増加を補償できなくなってK₁値が高くなったと考えられる。この種の原油の生成機構を考察し,K₁値に及ぼす生物分解の影響調査の必要性を示した。

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石油と石油製品の性質,分析,試験

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タリム盆地Tazhong産油における熱化学的硫酸塩還元によるMangoのK1値の上昇

タリム盆地Tazhong産油における熱化学的硫酸塩還元によるMangoのK₁値の上昇