文献

J-GLOBAL ID：201702237409385479   整理番号：17A1057623

魚類における概日リズムに対する抗抑うつ薬の影響:行動毒性試験の設計に関する洞察と意義。【Powered by NICT】

Effect of antidepressants on circadian rhythms in fish: Insights and implications regarding the design of behavioural toxicity tests.

著者 (1件)： Melvin Steven D. (Australian Rivers Institute, Griffith School of Environment, Griffith University, Southport, QLD, 4222, Australia,)
資料名： Aquatic Toxicology  (Aquatic Toxicology)
巻： 182  ページ： 20-30  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0823B  ISSN： 0166-445X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)およびセロトニンおよびノルエピネフリン再取り込み阻害薬(SNRI)は,うつおよび不安障害の治療に広く処方されている。,水生生物相への危険をもたらす可能性があるこれら化合物は全球的な水路で高頻度に同定された。証拠は,これらの化合物が魚の行動に影響するが可能であることを示したが,多くの報告された行動エンドポイントの関連性は不明であり,いくつかの所見の値は疑問視されている。これらの化合物は脊椎動物における神経内分泌仲介経路に作用するので,本研究では,二種類の代表的なSSRIs(フルオキセチンとセルトラリン)とSNRI(venlafaxine)への曝露が魚における概日リズムに影響を及ぼすかを検討した。雄カダヤシ(Gambusia holbrooki)が個別的に及び完全な混合物として存在する場合にこれらの化合物の110及び100μg/L濃度に曝露された,1週間の期間であった。魚はどの濃度でもこれらの化合物単独に曝露したとき,フルオキセチンやセルトラリンのどちらも日周活動パターンに影響を与えるが,ベンラファキシンは有意に正常な概日リズムを破壊し100μg/Lでのみ魚は,完全な混合物に曝露した場合,公称濃度1及び100μg/Lで観察され急速には有意に変化した日周活動パターンが,10μg/Lで効果ではなかった。この種非単調用量関係である抗うつ薬に曝露された魚の異常な完全ではなく,水環境への潜在的リスクを評価しようとする時に問題を提起している。短い時間スケールでの行動データを収集した場合,誤った解釈の可能性を評価するために,実験の毎日のデータを別々に分析した。帰結がより長期間データ収集の間および個々の魚内の両方で存在することを天然行動変動の全範囲を捕捉するために必要である,の重要性を実証した。より重要なことは,これらの知見が,その不一致は一般的に抗うつ薬に曝露された魚における行動効果と文献で報告されている理由を明らかにする助けとなるであろう。研究は毒性試験に用いられる魚種における行動変動を示すことを目的とした,品質管理のためのガイドラインを確立することと行動解析は,水生毒物学の広い分野に適用されるより適切にできるように標準化された方法論の開発を知らせる可能性が示唆された。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬 ,  選択的セロトニン再取込み阻害薬 ,  *日周期 ,  *毒性試験 ,  不安神経症 ,  *抗うつ薬 ,  毒物学 ,  標準化 ,  フェノールエーテル ,  脂環式アルコール ,  アミノアルコール ,  第三アミン ,  有機フッ素化合物 ,  第二アミン ,  脂環式化合物 ,  芳香族塩素化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  カテコールアミン ,  第一アミン ,  第二アルコール ,  ポリオール ,  窒素複素環化合物 ,  フェノール類
準シソーラス用語： 日周活動 ,  阻害剤 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (8件)： 抗うつ薬 ,  医薬品 ,  魚 ,  挙動 ,  概日リズム ,  日周活動 ,  Mixture ,  多種淡水生物指標~

分類 (2件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

物質索引 (5件)： ベンラファキシン ,  フルオキセチン ,  セルトラリン ,  ノルエピネフリン ,  セロトニン

タイトルに関連する用語 (7件)： 魚類 ,  概日リズム ,  抗抑うつ薬 ,  行動 ,  毒性試験 ,  設計 ,  洞察