抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
有機系相転移材料(Organic phase-change material;OPCM)(パラフィンなど)は0°C以上に凝固点・融点を有し,固体-液体相転移時に大きな潜熱を有することから,人間の生活空間の温調に適用可能な蓄熱材として期待されている。さらに,近年では,OPCMを水中に分散したOPCM/水エマルション(エマルション型蓄熱材)がOPCMの凝固点以下においても流動性を保持していることから,蓄熱・熱輸送媒体として注目を集めている。一方で,OPCMをエマルション化することによりOPCMが過冷却(凝固温度の低下)を起こし,熱エネルギー変換効率が低下する問題が生じる。そこで,本稿では,OPCM/Wエマルション中のOPCM滴の過冷却と界面活性剤の特性との相関性について解説する。(著者抄録)