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J-GLOBAL ID：201702237509422480   整理番号：17A1057694

医薬品汚染物質,17α-エチニルエストラジオールへの曝露のRNA-Seqと結果を用いた雄性および雌性野生グッピー脳のトランスクリプトームの特性化【Powered by NICT】

Characterisation of the transcriptome of male and female wild-type guppy brains with RNA-Seq and consequences of exposure to the pharmaceutical pollutant, 17α-ethinyl estradiol

著者 (9件)： Saaristo Minna (School of Biological Sciences, Monash University, 3800 Victoria, Australia) ,  Saaristo Minna (Environmental and Marine Biology, Åbo Akademi University, 20500 Turku, Finland) ,  Wong Bob B.M. (School of Biological Sciences, Monash University, 3800 Victoria, Australia) ,  Mincarelli Laura (Life Sciences, Glasgow Caledonian University, Glasgow G4 0BA, UK) ,  Craig Allison (Life Sciences, Glasgow Caledonian University, Glasgow G4 0BA, UK) ,  Johnstone Christopher P. (School of Biological Sciences, Monash University, 3800 Victoria, Australia) ,  Allinson Mayumi (Victorian Centre for Aquatic Pollution Identification and Management (CAPIM), School of Chemistry, 3010 Victoria, Australia) ,  Lindstrom Kai (Environmental and Marine Biology, Åbo Akademi University, 20500 Turku, Finland) ,  Craft John A. (Life Sciences, Glasgow Caledonian University, Glasgow G4 0BA, UK)
資料名： Aquatic Toxicology  (Aquatic Toxicology)
巻： 186  ページ： 28-39  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0823B  ISSN： 0166-445X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水路は,生物の内分泌を破壊する化学化合物による汚染が増加している。一つのそのような化合物は17α-エチニルエストラジオール(EE2),避妊薬で使用される合成エストロゲンである。生殖および遺伝子発現に及ぼすEE2の影響にかなりの研究上の関心にもかかわらず,驚くべきことに,ほんの少数の研究だけは,次世代シークエンシング(NGS)のような,EE2曝露に関連した分子経路を明らかにするための技術を利用した。,ハイスループットシークエンシング技術を用いて,本研究の目的は,野生型雄と雌のグッピー(Poecilia reticulata)における脳トランスクリプトームに及ぼすEE2の影響を調べることであった。二組の実験,魚を21日間フロースルー系におけるEE2(測定濃度:8ngと 38ng/L)に曝露したを行った。男性と女性の両方に脳トランスクリプトームに及ぼす影響を,Illuminaシーケンシング(MiSeqとHiSeq)プラットフォームとそれに続くバイオインフォマティクス解析(edgeR, DESeq2)を用いて評価した。は,EE2への曝露が特異的な転写物存在量の上方制御および下方制御の両方を引き起こし,特異的に転写産物豊度に影響することを報告した。具体的には,773の転写体,そのうちの60は雄性特異的,61雌特異的と285特異的を見出した。EE2は,雄魚における165転写産物の発現に影響し,88の下方制御と77アップレギュレートされたが,女性では,120転写産物は下方制御62と58アップレギュレーションによる影響を受けた。最後に,RT-qPCR検証は,転移性遺伝要素,ニューロセルピンおよび熱ショック蛋白質に関連した転写物の発現はEE2曝露により有意な影響を受けたことを示した。著者らの研究は,EE2に曝露したグッピーの脳トランスクリプトームライブラリーを報告する最初のものである。本研究だけでなく貴重な資源を提供し,それが,環境的に現実的な濃度のEE2に曝露された生物の脳への雌性化効果の基礎となる機構への洞察を提供する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 女性 ,  *トランスクリプトーム ,  熱ショックタンパク質 ,  定量的PCR法 ,  野生型 ,  *キャラクタリゼーション ,  アップレギュレーション ,  遺伝子発現 ,  *RNA【核酸】 ,  転移性遺伝要素 ,  男性 ,  ダウンレギュレーション ,  *グッピー
準シソーラス用語： 転写産物 ,  バイオインフォマティクス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 脳 ,  EE2 ,  内分泌撹乱化学物質 ,  次世代配列決定 ,  Poecilia reticulata ,  トランスクリプトーム

分類 (2件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

タイトルに関連する用語 (11件)： 医薬品 ,  汚染物質 ,  17α-エチニルエストラジオール ,  曝露 ,  RNA-seq ,  雄性 ,  雌性 ,  グッピー ,  脳 ,  トランスクリプトーム ,  特性化