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J-GLOBAL ID：201702237626963157   整理番号：17A0499215

固定化チトクロームPccHおよびそのミクロペルオキシダーゼの構造,電極触媒作用および動力学

Structure, electrocatalysis and dynamics of immobilized cytochrome PccH and its microperoxidase

著者 (6件)： Silveira Celia M. (Instituto de Tecnologia Quimica e Biologica Antonio Xavier, Universidade NOVA de Lisboa, Av. da Republica, 2780-157 Oeiras, Portugal. [e-mail] [e-mail]) ,  Castro Maria A. ,  Dantas Joana M. ,  Salgueiro Carlos ,  Murgida Daniel H. ,  Todorovic Smilja
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 13  ページ： 8908-8918  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Geobacter sulfurreducens細胞は,導電性物質と電子を交換する能力を有しており,ペリプラスムチトクロームPccHは,このバクテリアにおける電極から細胞への電子移動に重要な役割をしている。これは,異常に低い酸化還元電位,および構造特性を有しており,他のcタイプのチトクロームで観察されるのとは異なる。実験観察結果を合理的に説明できる,分子動力学シミュレーションとともに,固定化PccHの表面増強共鳴Raman分光,および電気化学的キャラクタリゼーションを報告した。部分的あるいは全面的な疎水性自己集合単分子層で官能化した電極に付着したとたん,PccHは,ウマの心臓のチトクロームcで観察されたのと類似の天然および非天然ヘムスピン配位の分布を示した。混合(-CH₃/-NH₂)疎水性表面に付着させたとき,PccHの本来の構造特性および熱力学特性は,保存された。一方,純粋の-OH,-NH₂および-COOH表面は,適切な吸着プラットホームにはならなかった。これは,未知の生理学的酸化還元パートナーは,統合された膜であるということを示している。採用された固定化手法のどれもで,過酸化水素の還元が可能な電極触媒的に活性なPccHが得られる結果にならなかった。偽ペルオキシダーゼ活性が,固定化ミクロペルオキシダーゼで観察された。ミクロペルオキシダーゼは,PccHから酵素的に生成し,分光法でキャラクタリゼーションした。過酸化水素の電気化学的バイオセンサに使用するためには,PccHミクロペルオキシダーゼの安定性がさらに向上することが要求される。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *チトクローム ,  *固定化酵素 ,  ペルオキシダーゼ ,  *電極触媒 ,  細菌 ,  ペリプラズム ,  電子移動 ,  酸化還元電位 ,  計算機シミュレーション ,  構造特性 ,  表面増強Raman分光法 ,  単分子層 ,  官能化 ,  スピン配位 ,  疎水性相互作用 ,  吸着 ,  過酸化水素 ,  バイオセンサ ,  電気化学センサ ,  アルキル基 ,  アミノ基 ,  ヒドロキシ基 ,  カルボキシ基
準シソーラス用語： Geobacter sulfurreducens ,  チトクロームPccH ,  ミクロペルオキシダーゼ ,  メチル基 ,  自己集合単分子層 ,  表面増強共鳴Raman分光法 ,  分子動力学シミュレーション

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  有機化合物の電気分析  (CC05034O)

タイトルに関連する用語 (5件)： 固定化 ,  チトクローム ,  ミクロペルオキシダーゼ ,  触媒作用 ,  動力学