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J-GLOBAL ID:201702237819459462   整理番号:17A0503571

終末糖化産物はカテプシンDを阻害することによりヒト臍帯静脈内皮細胞の増殖を阻害する

Advanced Glycation End Products Inhibit the Proliferation of Human Umbilical Vein Endothelial Cells by Inhibiting Cathepsin D
著者 (9件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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筆者らはヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)の増殖および移動能力に対する終末糖化産物(AGE)の効果を調べることを狙った。細胞増殖をメチルトリアゾリルテトラゾリウム(MTT)アッセイ,リアルタイムセルアナライザーおよび5-エチニル-2′-デオキシウリジン(EdU)染色により検出した。細胞移動を,創傷治癒およびトランスウェルアッセイにより検出した。AGEは時間および用量依存的にHUVECの増殖と移動を有意に阻害した。ウェスタンブロットはAGEが微小管結合タンパク質1軽鎖3(LC3)II/Iおよびp62の発現を劇的に増すことを明らかにした。p62の免疫蛍光およびアクリジンオレンジ染色はそれぞれ,AGEがp62の発現とオートファジー空胞の蓄積を有意に増すことを明らかにした。クロロキン(CQ)は更に,AGEが誘導するLC3 II/Iおよびp62の発現を促進し,オートファジー空胞の蓄積を増し,細胞損傷を促進することが出来た。加えてAGEは時間依存的にカテプシンD(CTSD)の発現を減じた。野生型CTSDの過剰発現はAGEが誘導するLC3 II/I比やp62の蓄積を有意に減ずるが,触媒不活性型変異体CTSDの過剰発現はそのような効果を示さなかった。野生型CTSDの過剰発現のみAGEが阻害するHUVECの増殖を回復できた。しかし,野生型CTSDおよび触媒不活性型変異体CTSDの過剰発現は共に,AGEが阻害するHUVECの移動を促進できた。併せて,本研究はAGEがHUVECで増殖と移動を阻害し,オートファジー流動を促進し,それはAGEが阻害する細胞損傷に対し保護的役割を果たすことを見出した。CTSDは触媒活性を必要として,オートファジー-リソソーム経路とは独立に,AGE処理したHUVECにおいて増殖を促進するかもしれない。一方,CTSDはその酵素活性に関わらず,AGE処理したHUVECの移動を改善できた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  老化と死 
タイトルに関連する用語 (5件):
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