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J-GLOBAL ID:201702237902693612   整理番号:17A1086536

熱帯の深い対流のシミュレーションにおけるどこにでもみられる氷粒度バイアス

A ubiquitous ice size bias in simulations of tropical deep convection
著者 (8件):
資料名:
巻: 17  号: 15  ページ: 9599-9621 (WEB ONLY)  発行年: 2017年08月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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High Altitude Ice Crystals - High Ice Water Content(HAIC-HIWC)共同フィールドキャンペーンは,総凝縮水分量(TWC),大気水象粒子粒度分布(PSDs),発達および崩壊しつつある熱帯メソスケール対流系(MCSs)の高い氷水量領域の鉛直速度(w)の航空機リトリーバルを生成した。得られたデータセットを,深い対流の雲分解シミュレーションでのレーダ反射率でよく報告される高いバイアスの原因を調べるために用いた。このバイアスは,過剰凝縮質量を上昇させる過渡に強いシミュレーションでの対流の上昇気流に関係するが,大気水象粒度分布,単一粒子特性,種分離,微物理過程のパラメタリゼーションによっても変化する。観測結果を,w,TWC,温度について調整しながら,様々な微物理パラメタリゼーションを用い,観測したMCSの3つの気象モデル・シミュレーションで比較した。2つの一般的なバルク微物理スキーム(ThompsonとMorrison)と1つのビン微物理スキーム(fast spectral bin microphysics)を比較した。-10~-40°Cの温度とTWC>1g m-3で,すべての微物理スキームは,観測より一般に大きい中央値質量直径(MMDs)を生成し,そして,この粒度バイアスを支配する凝縮氷種変化をスキーム,温度,wにより変化させた。はるかに大きな数のサンプルにもかかわらず,シミュレーションは,凝縮物質量の少しの画分のみが直径1mm以上の比較的大きい粒度で観られた-20~-40°Cでの観測された高いTWC条件(>2g m-3)を,再現できなかった。より多くの質量が,温度,w,TWCを調整しながらすべてのスキームにわたり観られたものと比べ,より大きな粒子粒度に分配されたが,観測による違いは,検証したスキーム間で大きく変動した。その結果,このバイアスは,パラメタリゼーションした大気水象PSDと単一粒子特性の誤差から一部が生じたと考えたが,すべてのスキームで観られることから,それが,すべてのスキームでパラメタリゼーションされた微物理学過程での誤差によっても一部が生じたと考えられた。これらのどこにでもみられる氷粒度バイアスにより,本研究で評価した良く用いられる微物理パラメタリゼーションが,温度,鉛直速度,TWCsの広い範囲で,対流反射率における高いバイアスを,本質的に生じさせる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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雲と降水の微物理 
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