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J-GLOBAL ID:201702238025931916   整理番号:17A0251585

ナノメディシンにおけるナノスケール細胞外ベシクルのエビデンスベースの臨床利用

Evidence-Based Clinical Use of Nanoscale Extracellular Vesicles in Nanomedicine
著者 (42件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 3886-3899  発行年: 2016年04月 
JST資料番号: W2326A  ISSN: 1936-0851  CODEN: ANCAC3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本パースペクティブにおいて著者らは,ナノメディシン分野における,ナノスケールの細胞外ベシクル(EV)に関して,エビデンスベースの臨床利用を取り扱っている,最近報告された156の論文を引用して議論した。具体的には,まず,疾患バイオマーカーとしてのナノサイズEVセクションとして,腫瘍,神経変性疾患,感染症,自己免疫およびその他の疾患に関する研究を取り上げた。次に,治療薬としてのナノサイズEVのセクションでは,腫瘍および感染性,免疫抑制および再生医療,ドラッグデリバリー,ミルク中の細胞外ベシクル,他の治療的な影響について議論した。さらに,ナノメディシン分野におけるナノサイズEVに関する大きな将来性を支える前臨床医学データのセクション,ならびに,ナノメディシンおよび産業界投資におけるEVの将来性を取り扱ったセクションにおいて,それぞれ,関連する研究動向について述べた。最近の研究より,あらゆる体液には,30nmから1000nmのサイズ範囲にある,大量のベシクルが含まれていることがわかっている。これらのベシクルは,脂質ラフトやカベオラなどの,様々な膜微小ドメインを含むリン脂質膜で覆われた構造となっている。EVの代表的なものには,エンドソームのシステムに関係するナノサイズのエキソソーム(70~150nm)や,形質膜の外側への出芽によって生じる微小小胞体(100~1000nm)がある。ナノサイズのEVは,生理的および病態生理学的条件下において,ほとんどすべての細胞タイプより放出され,関係する細胞間コミュニケーションを媒介している。そこで,細胞タイプに特異的情報を有するEVを,様々な疾患のバイオマーカーとしての利用が考えられている。また,EVの物理的特性を利用して,特殊な細胞タイプのEVを,免疫療法,予防接種試験,再生医療,ドラッグデリバリーなどの分野で利用する試みも始まっている。
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分類 (6件):
分類
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生物科学研究法一般  ,  脂質一般  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  細胞学一般  ,  細胞構成体一般  ,  医学的検査一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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