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J-GLOBAL ID:201702238027312868   整理番号:17A1764090

多重参照問題に対する単一参照結合クラスタ理論

Single-reference coupled cluster theory for multi-reference problems
著者 (4件):
資料名:
巻: 147  号: 18  ページ: 184101-184101-6  発行年: 2017年11月14日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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結合クラスタ(CC)理論は,量子化学における最も正確かつ一般的に適用可能なアプローチとして広く認められている。CC計算は,任意の単一行列式を用いることができるが,単一のSlater行列式参照,例えば正規Hartree-Fock(HF)波動関数により通常実行される。曖昧なユーザー入力がほとんど必要でなく,代表的CC計算は適用が簡単であるので,これは魅力的な機能である。一方,参照行列式が関心のある系の記述が不十分である場合,すなわち,HFまたは他の任意の単一行列式基底状態が全CI拡張において比較的低い重みをもつ場合,CC近似が信頼性の低い結果を与えるという懸念がある。しかし,多くの場合,CCの報告された「失敗」は,CCそのものの内在的欠点ではなく,不幸な参照行列式の選択に起因する可能性がある。これは,スピン汚染,波動関数の不安定性,対称性破壊などのよく知られた効果に関連する。本稿では,2つのフェニルジニトレン分子における特に困難な一重項/三重項分割問題を研究して,単一,二重および摂動三重[CCSD(T)]が不十分な結果をもたらすと報告した。これを,CCSD(T)に対して異なる参照行列式を用いて分析するとともに,高いレベルのCCSDT-3およびCCSDT計算を実行した。二重電子結合および二重イオン化運動方程式(DEA/DIP-EOM)アプローチが,このような系を処理するための強力な選択肢であることを示した。これは,これらの分子の多重参照特性を適切に考慮に入れた,操作上単一の行列式法である。ここでの結果は,CCが参照行列式の選択に関連する落とし穴が回避されるとき,静的相関と動的相関の両方をもつ系を記述するための強力なツールであることを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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分子の性質一般  ,  計算機シミュレーション 
タイトルに関連する用語 (3件):
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