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J-GLOBAL ID:201702238030091958   整理番号:17A0045758

高次元生物データから明らかなように,Mythimna separata昆虫類の口腔分泌物がトウモロコシでの防御応答を特異的に誘発する

Oral secretions from Mythimna separata insects specifically induce defence responses in maize as revealed by high-dimensional biological data
著者 (14件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 1749-1766  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: W0792A  ISSN: 0140-7791  CODEN: PLCEDV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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植食昆虫の攻撃が植物の生存にとって主要な脅威であり,それによって植物は精妙な防御系を進化させる。トウモロコシは世界中で主食作物として栽培されており,昆虫採食が大きな生産損失の原因になっている。その農業での重要性にも係らず,トウモロコシが昆虫食害に対する反応の仕方については殆ど分かっていない。シークエンシングと質量分析法の進歩を利用して,ここでは機械的創傷に対するトウモロコシの応答を検討し,傷口へ口腔分泌物(OS)を適用することによりMythimna separata(特化昆虫)の植食性をシミュレーションした。機械的創傷により誘発される応答を比較すると,分泌されたOSはトウモロコシのトランスクリプトーム,プロテオーム,メタボロームおよび植物ホルモン類に比較的大きい永続性変化を誘発した。特に,OSは多数の遺伝子,蛋白質および代謝産物の誘発や抑制を特異的に行った。39種類のファミリーで,OSが誘発する応答には約290個の転写因子遺伝子が関与するが,それらの中では創傷によるよりもOSが特異的に調節する転写因子遺伝子の数の方が多かった。この検討は植食咀嚼昆虫に対するトウモロコシの応答を理解するための大規模なオミクスのデータセットを提供し,植物-昆虫相互作用でのOSの本質的役割を明らかにする。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
昆虫・ダニによる植物被害  ,  トウモロコシ  ,  生体防御と免疫系一般  ,  異種生物間相互作用 

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