抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
PMというと一般的にプロジェクトマネージャーと認識されることが多く,プロジェクトマネージメントの手法は米国プロジェクトマネージメント協会のプロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOK)がよく知られている。本論文では,プロジェクトとプロダクトの違いを説明し,プロダクトマネージャの仕事を紹介した。まず,PMBOKのプロジェクトの定義によれば,プロダクトはプロジェクトの一部と考えられることを示した。一方,プロジェクトは有期性の業務であるのに対してプロダクトには終わりがなく,プロジェクトがプロダクトに包含されると考えるべきことを論じた。次に,プロダクトマネージャーはなぜ作るのかと何を作るのかを中心にビジョンやミッションを明らかにし,ロードマップを明確にする役割を持ち,プロダクトが終了しない限りその役割が継続することを説明した。また,プロジェクトマネージャーは期限が決められた複数のタスクを立ち上げ,計画,実行,終結して役割を終了するが,プロダクトライフサイクルは導入期,成長期,成熟期,衰退期という流れになり,プロダクトマネージャーによるプロジェクトマネージャーの兼任も多いことを論じた。