抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
平成28年度の島根県におけるカキ病害の発生状況を説明し,平成29度の防除対策について解説した。炭疽病は,降雨が5~6月に多いと枝での発病,9~10月に多いと果実での発病が増える。伝染源を減らし,休眠期にはチウラム+トップジンM,生育期にはテブコナゾール,フロンサイド,デラン,オーソサイド,トップシンM+マンネブ,スコア,フリント,およびトップジンMを散布する。灰色かび病は若葉と幼果に発病する。基幹防除剤はテブコナゾールとフロンサイドである。うどんこ病は4~5月頃に葉の一次感染が見られ,病勢は盛夏期に停滞した後,8月下旬以降に強まる。8月下旬~9月の重点防除期にスコア,フリント,トップジンなどを散布する。円星落葉病と角斑落葉病は発病してからの農薬散布では防除できないので,5~7月にフロンサイド,デラン,オーソサイド,ラビライトなどを散布する。うどんこ病と同様に落葉の処分と窒素過多を避けた肥培管理が重要である。