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J-GLOBAL ID:201702238411905955   整理番号:17A1480275

メトホルミンは糖尿病マウスの網膜細胞死から保護する【Powered by NICT】

Metformin protects against retinal cell death in diabetic mice
著者 (11件):
資料名:
巻: 492  号:ページ: 397-403  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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網膜変性は糖尿病性網膜症の初期の特徴,先進国における失明の主要な原因である。ここでは,広く使用されている抗糖尿病薬メトホルミンは糖尿病マウスの網膜損傷を低下するかを調べた。メトホルミンを経口ストレプトゾトシン誘発糖尿病マウスまたはマウスを制御するために投与した。ウエスタンブロット分析は,O-結合β-N-アセチルグルコサミン(O GlcNAc)トランスフェラーゼ(OGT)のレベルと炭水化物-応答性エレメント-結合蛋白質(ChREBP)及びチオレドキシン相互作用蛋白質(TXNIP)のような他の関連蛋白質は有意に増加し,核因子カッパB(NF κB)とポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)は,対照と比較して高グルコースに暴露された糖尿病網膜あるいは網膜色素上皮(RPE)細胞における活性化されたことを示した。より重要なことに,高グルコースに曝露し,thiamet Gで処理したRPE細胞は高レベルのこれらの蛋白質であり,上昇したO-GlcNAc化の役割を示した。二重免疫蛍光解析より,末端デオキシヌクレオチドトランスフェラーゼ仲介dUTPニック末端標識(TUNEL)陽性神経節細胞の共局在増加と対照網膜と比較して,糖尿病網膜におけるOGT,ChREBP,TXNIP,あるいはNF-κBを明らかにした。共免疫沈降分析は,OGTとChREBPあるいはNF-κBの間の相互作用は,対照網膜と比較して,糖尿病網膜で増加したが,これは細胞死を伴うことを示した。注目すべきことに,メトホルミンは蛋白質レベルの増加を減弱させたTUNEL陽性神経節細胞の共局在性低下とOGT,ChREBP,TXNIP,あるいはNF-κBOGTとChREBPまたはNF-κBの相互作用の減少した。著者らの結果は,OGT阻害は,メトホルミンは網膜細胞死を減少させる機構の一つであるかもしれないことを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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細胞生理一般  ,  代謝異常・栄養性疾患一般  ,  細胞構成体の機能 
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