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J-GLOBAL ID:201702238424203626   整理番号:17A1507281

構成的に活性なRASシグナル伝達はビタミンD受容体発現を低下させることにより腸上皮細胞における1,25ジヒドロキシビタミD仲介遺伝子転写を減少させる【Powered by NICT】

Constitutively active RAS signaling reduces 1,25 dihydroxyvitamin D-mediated gene transcription in intestinal epithelial cells by reducing vitamin D receptor expression
著者 (5件):
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巻: 173  ページ: 194-201  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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高ビタミンD状態は減少した結腸癌リスクと関連しているが,これらの研究は結腸癌の分子病因の多様性を無視している。RAS活性化変異は大腸癌における一般的であり,それらは増殖促進シグナル伝達経路を活性化する。培養結腸と腸細胞株における1,25-ジヒドロキシビタミンD(1,25(OH)2D)仲介遺伝子発現に及ぼす活性化変異RASの影響を調べた。構成的に活性な変異体K RAS(G12V)によるCaco-2細胞の一時的なトランスフェクションは,ヒト25 ヒドロキシビタミンD,24hydroxyase(CYP24A1)プロモーター-ルシフェラーゼと人工3 ビタミンD応答要素(VDRE)プロモーター-ルシフェラーゼレポーター遺伝子の両方の1,25(OH)2D誘導活性を有意に減少させた。変異体H-RASの安定発現を有する若年成体マウス結腸(YAMC)およびラット腸上皮(RIE)細胞系は,CYP24A1mRNAの抑制された1,25(OH)2D仲介誘導を有していた。RAS効果はYAMCおよびRIE細胞における低いビタミンD受容体(VDR)mRNAと蛋白質濃度と関連性があり,それらはVDR過剰発現により部分的に逆転することができた。VDRレベルのRAS仲介抑制は減少したVDRm RNA安定性あるいは増加したVDR遺伝子メチル化のいずれかによるものではなかった。しかし,近位プロモーター( 300bp)でVDR遺伝子に対するクロマチンアクセシビリティ, 6kbでエンハンサー領域およびエクソン3に局在するエンハンサー領域は有意にRAS形質転換YAMC細胞(YAMC RAS)で減少した。これらのデータは,構成的に活性なRASシグナリングはVDR遺伝子転写を減少させることにより結腸上皮細胞における1,25(OH)2D仲介遺伝子転写を抑制するが,この抑制の機構はまだ知られていないことを示した。これらのデータは,RAS活性化変異を有する癌は,ビタミンD仲介治療や化学的予防に対して敏感ではないことを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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ビタミンD  ,  遺伝子発現 

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