抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,フィリピンにおける食品飲料系のコングロマリットとその多角化戦略について述べた。初めに,フィリピンの財閥・ビジネスグループの多角化戦略の概要について述べ,多角化戦略の対象としてFMCG(First-Moving Consumer Goods)をスタートアップ・コア事業とするグループを検討した。ケーススタディとして,JGサミット・グループとサンミゲル・グループを中心として,グループ内の事業構造とポートフォリオの推移を調査した。その結果,FMCG型食品飲料系のコングロマリットにおける多角化戦略には,フィリピンの経済発展に対応したインフラ事業や不動産開発,通信事業への戦略的移行が見られた。