抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄道営業線直上に跨る建物の解体工事を施工した。解体対象の建物は3層33mのトラス構造であり,鉄道営業線ならびに駅プラットホームの直上に位置しているため,鉄道ならびに駅の営業に支障なく解体を完了させることが求められた。3層のうち上部2層については事前の構造検討により架構を無補強で解体することが可能となった。最下層については,架構を下から支持して安定性を確保しながら解体を進める必要があったが,鉄道営業線直上という特殊な立地条件を考慮して,隣接する建物からケーブルを用いて斜吊りして架構を支持しながら解体する工法を採用した。施工計画にあたり構造解析を実施し,各施工段階における架構の撓み,ならびに部材応力と斜吊りに用いたケーブルの張力が許容耐力以内であることを確認した。解析結果と施工結果の比較検証より,架構の撓みおよび斜吊りに用いたケーブルの張力ともに想定に近い値を示し,施工計画の妥当性が証明された。(著者抄録)