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J-GLOBAL ID:201702238836225029   整理番号:17A0524645

P25 TiO2ナノ粒子のアナターゼ選択的光ルミネセンス分光: アナターゼのバンド曲がりに対する異種の酸素吸着効果

Anatase-Selective Photoluminescence Spectroscopy of P25 TiO2 Nanoparticles: Different Effects of Oxygen Adsorption on the Band Bending of Anatase
著者 (5件):
資料名:
巻: 121  号:ページ: 1263-1271  発行年: 2017年01月19日 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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P25 TiO2ナノ粒子はアナターゼ相とルチル相からなるが,アナターゼ相のみが示す525nmをピークとする光ルミネセンス(PL)に注目して,酸素吸着による表面電子構造の変化を調べた。P25試料の処理雰囲気を真空から酸素分圧(OP)9.1×10-4へと変化させると,PL強度が大きく上昇したが,その後更にOPを3.1×10-2へ増加させていくと,PL強度は逆に徐々に低下した。TiO2粒子表面には酸素空格子点などの欠陥が存在するが,吸着された酸素は先ずこれらの欠陥と反応を起こし,これによって粒子表面の電子エネルギーバンドの曲りが低下して,PL強度が上昇したと考えられる。粒子表面に欠陥がほとんどなくなった後に更にOPを増加させると,酸素はO2-あるいはO22-などの負電荷を帯びた分子として表面に吸着し,これによってTiO2格子から電子が引き抜かれてバンドの曲りは大きくなり,PLは減少する。OPが低いところでの吸着酸素と欠陥との反応は非可逆的であり,OPが高いところでの酸素分子吸着は可逆的である。このような現象はルチルではある程度知られていたが,アナターゼで観測されたのは初めてであり,光触媒反応との関連で注目される。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
表面の電子構造  ,  塩基,金属酸化物  ,  吸着の電子論  ,  無機化合物のルミネセンス 

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