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J-GLOBAL ID：201702238844961594   整理番号：17A1390721

グラフィカルモデリングを用いた小集団活動活性化の要因探索

Factor exploration for activating small group activities by graphical modeling

著者 (3件)： 古山滋人 (松山大) ,  宮下文彬 (関西大) ,  泉井力 (関西大)
資料名： 工業経営研究  (Journal of Industrial Management Research)
巻： 31  号： 2  ページ： 19-24  発行年： 2017年09月30日 
JST資料番号： L3347A  ISSN： 1340-7422  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 小集団活動について,活性化要因と考えられる変数と活性状況を示す変数との因果関係をグラフィカルモデリングによって探った。解析対象としたのは,QCサークル活動を継続的に行っている精密機器製造業1社での調査回答データである。使用した変数は,活性化要因として見える化因子の8因子(標準類の活用,自社理解,問題対処行動など),集団の活性状況を示す活性度指標として集団凝集性と規範の2変数,及び,個人レベルの活性状況を示す組織有効性指標としての5変数(モチベーション,内的満足,外的満足など)とした。分析結果は,図中で頂点が変数を,線は変数間の対称的関係を,矢印は因果的関係を示すものとして,無向独立グラフ・連鎖独立グラフで提示した。そして,図中たとえば,見える化因子と活性度変数において直接的に線が結ばれているのは「問題対処行動」と「規範」の間だけであり,「事故や問題が起こったときの対応次第でサークル内の規範がより高まることへの方向が考えられる」ため,この因果関係の可能性は理解できるなどとした。

シソーラス用語： *グループ活動 ,  *活性化 ,  *因子分析 ,  ネットワーク ,  無向グラフ ,  可視化 ,  性質 ,  有効性 ,  組織 ,  *経営管理
準シソーラス用語： グラフィカルモデル ,  凝集性 ,  *小集団活動 ,  組織有効性 ,  *要因解析

分類 (2件)： 品質管理一般  (KB04010A) ,  経営工学一般  (KA01010C)

引用文献 (21件)：

• Festinger, L. (1950) :′′Informal social communication,′′Psychological review, Vol.57, pp.271-282.
• Schachter, S. (1951) :′′Deviation, rejection, and communication,′′Journal of Abnormal and Social Psychology, Vol.46, pp.190-207.
• 泉井力・宮下文彬 (2014): 「小集団活動における集団凝集性と集団規範の相互作用」, 『龍谷大学経営学論集』, Vol.53, No.3, pp.1-16。
• 泉井力・森健一 (1995): 「リーダーシップ行動の新次元とリーダーの気質: 小集団活動の活性化要因に関する実証的研究(1)」, 『日本経営工学会誌』, Vol.46, No.4, pp.346-354。
• 泉井力・森健一 (1998): 「リーダーシップ行動特性の多次元化とリーダーの仕事中心性; 小集団活動の活性化要因に関する実証的研究(2)」, 『日本経営工学会誌』, Vol.48, No.6, pp.285-294。

タイトルに関連する用語 (5件)： グラフィカルモデリング ,  小集団活動 ,  活性化 ,  要因 ,  探索