抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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宮城県東松島市の語り部ガイド宛に2015年5月までに届いた125件の「手紙」を分析することで,利用者が,何を感じ,何を学んだのかを明らかにすることを試みた。その結果は,次のようにまとめられた。1)手紙の内容は,枕詞や結びの言葉としての語り部へのお礼・応援,復興への願いが,全体の3割超を占めていた。2)語り部を利用したことで,被災状況や被害の大きさを実感として受け止めたこと,被災者はまだつらい状況にあることなど,直接的な学びが利用者にあることが確認された。3)一部の回答では,自身が何らかのボランティア活動に参加する意向や,語り部ガイドを利用したことで知った内容・教訓を他に伝えたいという意向も確認された。