抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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浮力は,中学校理科の物理学分野で学習する様々な力の一つである。しかし,学習指導要領の改訂ごとに学習内容が変更されたり,丸ごと削除されたり(平成10年改訂)して一貫した扱いがなされていない。本研究の目的は浮力に関する誤概念を明らかにし,それを覆す効果的な指導方法を開発することにある。本研究が基本とする理科教育学の理論的枠組みは構成主義的な手法である。浮力に関する誤概念の中でも,物体の形状に焦点を当てた調査と,それを覆すための実践を通して,誤概念の変容が見られるかどうかの調査を広範囲の参加者を対象として行った。子どもの誤概念の変容があまり見られなかったことは示唆に富む。