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J-GLOBAL ID:201702239021881414   整理番号:17A0703840

形成された複合体の生物学的活性に及ぼす2,2′-ビピリジンへのカルボン酸官能基を導入したの影響:合成,構造,DNA/蛋白質相互作用,抗酸化活性および細胞毒性【Powered by NICT】

The effect of incorporating carboxylic acid functionalities into 2,2′-bipyridine on the biological activity of the complexes formed: synthesis, structure, DNA/protein interaction, antioxidant activity and cytotoxicity
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巻:号: 27  ページ: 16428-16443  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7055A  ISSN: 2046-2069  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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DNA/蛋白質結合,抗酸化活性および細胞毒性などの種々の生物学的活性に及ぼす2,2′-ビピリジンの異なる位置に存在するカルボン酸官能基(COOH)の影響を見出すために,三種の新しいルテニウム(II)錯体[RuCl_2(bpy)(S DMSO)2](1)(bpy=2,2′-ビピリジン), [RuCl_2(H_2L1)(S-DMSO)_2](2)(H_2L1=2,2′-ビピリジン-4,4′-ジカルボン酸)and[RuCl_2(H_2L2)(S-DMSO)_2](3)(H_2L2=2,2′-ビピリジン-5,5′-ジカルボン酸)を合成し,分析及びスペクトル法により構造的に特性化した。1および3の構造は単結晶X線回折研究,ビピリジン環の窒素原子が関与する中性二座ドナーとしてはビピリジン/ビピリジンジカルボン酸とほぼ正八面体であることを明らかにしたにより決定した。複合体のin vitro DNA結合研究は吸収滴定,蛍光スペクトル,熱融解,粘度及び円偏光二色性測定,すべての錯体は溝結合を介してCT-DNAに結合することが明らかになったを用いて実施した。ウシ血清アルブミン(BSA)との複合体の相互作用を,UV-可視,蛍光および同期蛍光分光測定を用いて調べた。結果は,新しい錯体は,静的消光モードでBSA蛋白質の固有蛍光を消光することを示した。DPPHラジカル,ヒドロキシルラジカル,一酸化窒素ラジカル,スーパーオキシドアニオンラジカル,過酸化水素および金属キレート化アッセイを含むフリーラジカル消去能の評価は,新しい錯体2および3は1と標準的な抗酸化剤ビタミンC及びBHTに亘って優れたラジカル捕捉特性を有することを示した。新しいルテニウム錯体のin vitro細胞毒性をSRBアッセイによりHCT-15,HeLa,SKOV3,MCF7およびSKMel2ヒト癌細胞に対して検証し,細胞傷害性選択性をMTTアッセイによりNIH3T3及びHEK293正常細胞に対して調べ,ルテニウム抗癌剤NAMI Aと標準白金薬物のそれと比較して,シスプラチンされてきた。結果は,新しい錯体2と3は,癌細胞のみに向けて実質的な細胞毒性特異性を示したことを示した。ビピリジン部分のカルボン酸基の導入は,DNA/蛋白質結合親和性,抗酸化活性の効率と細胞毒性の違いを示した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  第11族,第12族元素の錯体  ,  核酸一般 

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