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J-GLOBAL ID:201702239134338968   整理番号:17A0683849

繁殖成績向上のために今後期待される研究 05 栄養からのアプローチ 2:牛へのβ-カロテン給与が繁殖に及ぼす影響

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資料名:
巻: 35  号:ページ: 117-121  発行年: 2017年06月01日 
JST資料番号: X0148A  ISSN: 0912-1501  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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乳牛での飼養管理におけるエネルギー栄養価重視の傾向により不足が出てくる微量栄養素の1つがβ-カロテンである。β-カロテンはプロビタミンA,すなわちビタミンAの前駆物質で,β-カロテン・ジオキシゲナーゼによりビタミンAに変換される。β-カロテンは植物由来の物質,ビタミンAは動物由来の物質であるため,ウシのような草食動物にとっては,ビタミンAではなくβ-カロテンを摂取するのが自然である。β-カロテンは本来のウシの餌には多く含まれているが,濃厚飼料中にはβ-カロテンは少なく,トウモロコシサイレージや濃厚飼料を主として飼育されている乳牛ではβ-カロテン不足となる。ウシにとってのβ-カロテンについて,小腸で吸収されたβ-カロテンの一部は小腸上皮細胞で酵素の作用によりビタミンA変換される。変換されなかったβ-カロテンはそのまま吸収される。ウシにおいてβ-カロテンは肝臓などで蓄積される。体内でのβ-カロテンの輸送には,一般的には低密度リポ蛋白質(LDL)の結合によるが,ウシでは高密度リポ蛋白質(LDL)の結合による。乳牛の卵巣機能とβ-カロテン,乳牛の受胎とβ-カロテン,につき解説した。
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分類 (2件):
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牛  ,  繁殖管理 
物質索引 (1件):
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