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J-GLOBAL ID：201702239140328583   整理番号：17A0512003

X線回折による固液界面の静的・動的構造

Static and Dynamic Structure at the Solid-liquid Interface Using X-ray Diffraction

著者 (1件)： 中村将志 (千葉大 大学院工学研究科)
資料名： X線分析の進歩  (X線工業分析)
巻： 48  ページ： 52-61  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： Z0547B  ISSN： 0911-7806  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気化学反応は,電解,防食やエネルギー変換デバイスなど多くの分野で重要である。電極反応過程を理解するために,電極表面および電気二重層のイオン分布を決定することが求められている。X線回折は,表面構造だけでなく電気二重層内に弱く相互作用したイオン種などの分布を決めることができる強力な手法である。ここでは,表面X線回折法を利用した最近の研究結果を紹介する。はじめに,Pt(111)電極表面に形成されるPtSn合金層の構造について説明する。次に,電気二重層内のイオン種について静的構造と時分割測定による動的構造について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *X線回折 ,  *固液界面 ,  *構造 ,  電気化学反応 ,  表面構造 ,  電気二重層 ,  白金電極 ,  白金合金 ,  スズ合金 ,  X線散乱 ,  アノード酸化
準シソーラス用語： XCTR【散乱】 ,  *動的構造

分類 (2件)： 電気化学反応  (CB07050F) ,  固-液界面  (CB12050B)

引用文献 (14件)：

• J. O'M. Bockris, M. A. V. Devanathan, K. Muller: Proc. R. Soc. Lon. Ser. A, 274, 55 (1963); D. C. Grahame: Chem. Rev., 41, 441 (1974).
• J. Clavilier, R. Faure, G. Guinet, R. Durand: J. Electroanal. Chem., 107, 205 (1980).
• K. Itaya, E. Tomita: Surf. Sci., 201, L507 (1988).
• D. Strmcnik, K. Kodama, D. Vliet, J. Greely, V. R. Stamenkovic, N. M. Markovic: Nat. Chem., 1, 466 (2009).
• O. Sakata, M. Nakamura: Surface Science Techniques Chapter 6, Springer (2013).

タイトルに関連する用語 (3件)： X線回折 ,  固液界面 ,  動的構造