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J-GLOBAL ID：201702239288558136   整理番号：17A1187048

トリフェニルりん酸は内分泌およびノルアドレナリン作動性機序を介して脂肪細胞分化,グルコース取込と脂肪分解を増強する【Powered by NICT】

Triphenyl phosphate enhances adipogenic differentiation, glucose uptake and lipolysis via endocrine and noradrenergic mechanisms

著者 (3件)： Cano-Sancho German (Department of Environmental Toxicology, University of California at Davis, Davis, CA, USA) ,  Smith Anna (Department of Environmental Toxicology, University of California at Davis, Davis, CA, USA) ,  La Merrill Michele A. (Department of Environmental Toxicology, University of California at Davis, Davis, CA, USA)
資料名： Toxicology in Vitro  (Toxicology in Vitro)
巻： 40  ページ： 280-288  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0472A  ISSN： 0887-2333  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 難燃剤あるいは可塑剤としてりん酸トリフェニル(TPhP)の使用は,過去10年間に増加し,整合毒性評価なしに広範囲わたるヒトの曝露となっている。本研究の主目的は,3T3-L1細胞の脂肪生成分化だけでなく,分化した3T3-L1脂肪細胞におけるグルコース取込と脂肪分解に及ぼすTPhPとその代謝産物りん酸ジフェニル(DPhP)のin vitro効果を評価した。TPhPは3T3-L1細胞の前脂肪細胞増殖とその後の脂肪生成分化,CEBP,PPARG経路における転写増加と一致を増加させた。TPhPと成熟脂肪細胞の処理はグルコース類似体2-[N-( 7-nitrobenz2オキサ1, 3-diazol-4-イル)アミノ]-2-デオキシ-D-グルコース(2 NBDG)の基底およびインスリン誘導取込を増加させた。この効果はPI3K,インシュリンシグナル伝達経路のメンバーの阻害によりアブレートした。DPhPは細胞増殖に有意な影響,TPhPと比較して,脂肪細胞分化と2-NBDG取込に及ぼす弱い影響を及ぼさなかった。TPhPとDPhTはイソプロテレノール誘導性脂肪分解を増強し,最も可能性の高い分化中および後の脂肪分解遺伝子の発現を増加した。TPhPは内分泌およびノルアドレナリン作動性機序を介して3T3-L1細胞における脂肪細胞分化,グルコース取込と脂肪分解を増加させることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： in vitro実験 ,  遺伝子 ,  リポゲネシス ,  細胞増殖 ,  *リン酸 ,  インスリン ,  *分化 ,  *脂肪分解 ,  ヒト ,  *内分泌 ,  代謝産物
準シソーラス用語： 3T3-L1細胞 ,  *グルコース取込 ,  *脂肪細胞分化 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 肥満 ,  糖尿病 ,  脂肪酸 ,  トリフェニルりん酸塩 ,  ジフェニルりん酸塩 ,  Firemaster550

分類 (1件)： 金属及び金属化合物の毒性  (GZ02022V)

物質索引 (1件)： 2-NBDG

タイトルに関連する用語 (9件)： トリ ,  フェニル ,  りん酸 ,  内分泌 ,  ノルアドレナリン ,  脂肪細胞分化 ,  グルコース取込 ,  脂肪分解 ,  増強