抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,飲料食品加工では生産効率を向上させるとともに,品質向上・付加価値向上のため新たな食品加工技術が求められている。課題の解決の一つとして,衝撃波による食品加工について提案する。従来の圧力を利用した食品加工技術は静圧高圧を用いるものであり,それらは多くが加熱を伴い,また加圧のために長時間と多量のエネルギーを要する。一方で衝撃波は食品に対して極めて短時間に高圧力を作用させ,加熱による変性を伴わない特徴がある。現在までに衝撃波の食品加工への研究は熊本大学 伊東繁名誉教授のもと熊本大学・沖縄工業高等専門学校で行われており,リンゴ等の果実の軟化や米粉の粉砕,植物からの精油抽出,カンキツ搾汁等の研究課題で成果を出している。大阪サニタリー株式会社は共同研究に参画し,それらの研究を基に衝撃波装置の実用化を行なった。(著者抄録)