抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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京都府は,約4,600平方キロメートルの面積を有し,南北に約140キロメートルという細長い地形である。京都府の交通事故発生状況を見ると,平成28年中の交通事故は,発生件数,負傷者数ともに12年連続して減少している。この減少傾向を定着させるために,平成29年度の重点課題を昨年に引き続き,「交通死亡事故抑止対策の推進」と定めた。本稿では,亀岡事故を契機として設置した「特命取締係」の構築と活動について紹介した。亀岡事故は,平成24年4月,亀岡市において,無免許運転被疑者(少年)が,小学生の登校列に突っ込んで,児童2人と保護者1人が死亡する痛ましい交通事故だった。京都府警察は,悪質・危険運転者を道路交通の場から徹底的に排除するために,交通指導課に専従取締班である「特命取締係」を設置し,交通事故防止に向けた取組を推進している。私服警察官による危険運転者に対する「攻めの取締体制」を構築したことで,危険運転者の心理的圧迫による抑止効果は絶大である。