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J-GLOBAL ID:201702239675446167   整理番号:17A1704469

ジクロフェナクではなくセレコキシブは関節リウマチにおける内皮機能を改善する:アジュバント誘発関節炎における研究【Powered by NICT】

Diclofenac but not celecoxib improves endothelial function in rheumatoid arthritis: A study in adjuvant-induced arthritis
著者 (11件):
資料名:
巻: 266  ページ: 136-144  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0599B  ISSN: 0021-9150  CODEN: ATHSBL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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内皮機能に対するセレコキシブ(COX-2選択的阻害剤)とジクロフェナク(非選択的COX阻害剤)の影響を調べることで,アジュバント誘発関節炎(AIA)の基礎となる機構を同定することを目的とした。AIAの最初の兆候で,ジクロフェナック(5mg/kgを1日2回,i.p),セレコキシブ(3mg/kg/日,i.p)または生理食塩水(Vehicle)を3週間投与した。内皮機能は,NOS,アルギナーゼ,EDHFとスーパーオキシドアニオン(O_2~-°)産生の阻害剤なしにアセチルコリン(Ach)による弛緩した大動脈輪で研究した。eNOS Ser1177りんeNOS,COX-2,アルギナーゼ-2,p22~phox及びp47~phoxの大動脈発現は,ウエスタンブロット分析により評価した。関節炎スコア,血圧,血糖および血清ADMAレベルを測定した。ジクロフェナクとセレコキシブは有意に関節炎スコアを低下させた同程度(p<0.05)であった。賦形剤AIAと比較して,セレコキシブは変化せず,アルギナーゼ活性と発現の減少,増加したEDHF産生を介してジクロフェナク改善内皮機能(p<0.05)はp22~phox及びp47~phoxのスーパーオキシドアニオン産生と発現を減少させた。ジクロフェナクではなくセレコキシブは血圧および血清ADMAレベルを有意に増強した。血糖は両処理により変化しなかった。著者らの研究は,内皮機能に対するNSAIDsの影響は関節炎重症度へのそれらの影響から外挿することはできないことを明らかにし,血圧と血漿ADMAレベルの変化は,RAにおけるNSAIDsのCVリスクを予測するのに有用であるかもしれないことを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生薬の薬理の基礎研究  ,  運動器系の基礎医学  ,  消炎薬の基礎研究  ,  循環系の基礎医学 

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