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J-GLOBAL ID：201702239737496049   整理番号：17A1992979

赤さび病に対する安定した抵抗性のための継続的なオーストラリアのオオムギ育種集団の研究

Investigating successive Australian barley breeding populations for stable resistance to leaf rust

著者 (9件)： ZIEMS L. A. (Univ. Queensland, QLD, AUS) ,  FRANCKOWIAK J. D. (Univ. Minnesota, MN, USA) ,  PLATZ G. J. (Hermitage Res. Facility, QLD, AUS) ,  MACE E. S. (Univ. Queensland, QLD, AUS) ,  MACE E. S. (Hermitage Res. Facility, QLD, AUS) ,  PARK R. F. (Univ. Sydney, NSW, AUS) ,  SINGH D. (Univ. Sydney, NSW, AUS) ,  JORDAN D. R. (Univ. Queensland, QLD, AUS) ,  HICKEY L. T. (Univ. Queensland, QLD, AUS)
資料名： Theoretical and Applied Genetics  (Theoretical and Applied Genetics)
巻： 130  号： 11  ページ： 2463-2477  発行年： 2017年11月 
JST資料番号： D0382B  ISSN： 0040-5752  CODEN： THAGA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： オオムギ赤さび病は,世界の冷涼な地域におけるオオムギ栽培で大きな被害をもたらす植物病害である。本研究では,オオムギ赤さび病菌(Puccinia hordei)に対する安定した抵抗性を獲得するため,4つのオオムギ育種集団を4年にわたって供試して,成植物抵抗性を向上させるRph20遺伝子と組み合わせることができるゲノム領域の同定を行った。その結果,ゲノムワイド関連解析で同定された量的形質遺伝子座(QTL)のうち,6H染色体上に座乗するRphQ27は,Rph20と組み合わせるための最良の候補と考えられた。このQTLの近傍には,既知の遺伝子が存在せず,供試4育種集団のうちの3つで見出された。RphQ27とRph20の両遺伝子を組み合わせることによって,赤さび病に対する強い抵抗性応答が認められた。こうした結果から,RphQ27遺伝子は,Rph20遺伝子と相加的に相互作用して,多様な環境で赤さび病に対する安定した抵抗性をもたらすことが示唆された。

シソーラス用語： *オオムギ ,  *赤さび病 ,  Puccinia ,  *耐病性 ,  量的形質遺伝子座 ,  ゲノムワイド関連解析 ,  作物育種 ,  植物病原菌 ,  耐病性遺伝子
準シソーラス用語： Puccinia hordei ,  成植物抵抗性 ,  病害抵抗性

分類 (3件)： 麦  (FC03033M) ,  菌類による植物病害  (FC04052Y) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (6件)： 赤さび病 ,  抵抗性 ,  継続 ,  オーストラリア ,  オオムギ ,  研究