抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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インフレーション宇宙の初期段階での特異点を避けるには,Hubbleパラメータが時間の増加関数になる時期が存在しなければならないが,このことはヌルエネルギー条件(NEC)がこの時期に破れることを意味する。NECを破る宇宙論解は,宇宙が通常のスカラーあるいは完全流体で満たされている限り不安定なことを示すのは容易である。しかしながら,基礎となるラグランジアンがスカラー場の2階微分に依存していれば,NECがガリレオン型スカラー場理論で破れている安定な宇宙論相を陽に構築できる。しかし,このことは,このような非特異的宇宙論解がその全ヒストリーの中でずっと安定であることを意味してるわけではなく,多くの具体例で,勾配不安定性がどこかで起こることが示されている。また,最近,このことは,Horndeski/一般化ガリレオン理論における非特異的宇宙論解の一般的性質であることが示された。この論文では,このno-go定理を任意数の相互作用スカラー場を有する2次の重力理論へ拡張した。この証明は,一般化多重ガリレオンの作用から直接従い,有効場理論アプローチに基づくものとは異なりかつ相補的である。平坦背景での一般化多重ガリレオンに対するいくつかの新しい項が最近提案されたが,それらの共変化を完成し,それらは,no-go定理の議論に影響しないことを確証した。