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J-GLOBAL ID:201702239823589455   整理番号:17A1541876

一般化加法モデルを用いた北太平洋における北太平洋産アブラツノザメ(Squalus suckleyi)の空間分布の解析

Spatial distribution analysis of the North Pacific spiny dogfish, Squalus suckleyi, in the North Pacific using generalized additive models
著者 (9件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 668-679  発行年: 2017年11月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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北太平洋産アブラツノザメ(SPD,Squalus suckleyi)は漁業対象のサメ類の種であり,生態系に重要な役割を果たしている。北太平洋におけるSPDの分布を明らかにし,その分布に及ぼす海面水温(SST)や餌利用性の影響を評価する目的で,1972年から2011年の間の漁業に依存しない刺網調査での14,824回の操業におけるSPDの存在/不存在のデータから,二項誤差分布を伴う一般化加法モデルを用いてSPDの存在の確率を推定した。北太平洋の海洋環境の違いを反映させるために,東部海域と西部海域について生息地モデルを構築した。東部海域では,アラスカ湾東部からクイーンシャーロット湾まで海岸に沿ってSPD存在の確率が高いことが分かった。西部海域では,それが北部日本周辺で確認された。推定した分布は2か所の海域間で連続していたが,SPD存在の確率は相対的に低かった。SPD存在の確率は6°Cと12°Cの間のSSTで高かったが,SPD存在の確率がピークとなるSSTは西部海域と東部海域の間で異なっていた。西部海域の餌魚であるマイワシ(Sardinops melanostictus)とスケトウダラ(Gadus chalcogrammus),及び東部海域のツメイカ(Onychoteuthis borealijaponica)は,SPD存在の確率が有意に影響し,もし餌魚がSPDと共存するならばその確率は高まった。従って,SPDは,利用可能な餌魚の分布にそれらの分布を合わせているものと考えられた。SPDの持続可能な利用には,これら2か所の重要な海域におけるSPDの資源評価と管理が必要である。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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魚類  ,  漁場・漁況  ,  個体群生態学  ,  海洋の構造・力学・循環 
引用文献 (57件):
  • Allen, M.J., & Smith, G.B. (1988). Atlas and zoogeography of common fishes in the Bering Sea and northeastern Pacific. National Oceanic and Atmospheric Administration Technical Report National Marine Fisheries Service, 66, 151 pp.
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  • Bargmann, G. G. (2009). A history of the fisheries for spiny dogfish along the Pacific Coast from California to Washington. In V. F. Gallucci, G. A. McFarlane, & G. G. Bargmann (Eds.), Biology and management of dogfish sharks (pp. 287-295). Bethesda, MD: American Fisheries Society.
  • Bartoń, K. (2016) Package ′′MuMln′′: multi-model inference. Retrieved from https://CRAN.R-project.org/package=MuMln accessed 7 January 2017.
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