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J-GLOBAL ID：201702239983923951   整理番号：17A1342506

重要文化財旧鶴岡警察署庁舎の建築的特徴-明治前期の警察署庁舎の保存修理工事-

著者 (1件)： 梅津秀基 (文化財建造物保存技術協)
資料名： 建築史学  (Journal of the Society of Architectural Historians of Japan)
号： 69  ページ： 112-126  発行年： 2017年09月30日 
JST資料番号： Y0661A  ISSN： 0289-2839  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 標記の庁舎は,古写真や立面図等が残り明治17年の建築時の資料はあったが,昭和32年の移築までの記録や移築時の記録は皆無で,建物の変遷の詳細は不明であったが,今回の保存修理事業での解体工事中の調査により,当初部材の多くが残存していたことが判明し,現在までの建物の変遷が概ね明らかになった。構造形式に見る建築的特徴としては,基礎における切石積布基礎石と礎石,伝統的な柱・貫構造における貫の兼用,通し柱や洋小屋の採用,などがある。今回の保存修理工事に伴う調査で,想定以上に当初材の保存状態が良い建物であることが判明した。また,修理前の一階は当初の内部間仕切の半分ほどが撤去され,取調室が後世の改造で平凡な部屋に改造されていたが,今回の修理工事でこれらを当初の姿に復原することができた。

シソーラス用語： *資産 ,  山形県 ,  *警察署 ,  *庁舎 ,  時期 ,  *保存 ,  修理 ,  建築工事 ,  *建築史 ,  解体工事 ,  フーチング基礎 ,  補強部材 ,  柱 ,  大工 ,  建築様式
準シソーラス用語： *重要文化財 ,  鶴岡 ,  明治期

分類 (1件)： 建築設計,建築家,建築史  (RB04000W)

タイトルに関連する用語 (9件)： 重要文化財 ,  庁舎 ,  建築 ,  明治 ,  前期 ,  警察署 ,  保存 ,  修理 ,  工事