ニトロ多環芳香族炭化水素  海洋と大陸バックグランド気塊での輸送に沿った気体-粒子間分配,マスサイズ分布,形成

LAMMEL Gerhard; LAMMEL Gerhard; MULDER Marie D.; SHAHPOURY Pourya; KUKUCKA Petr; LISKOVA Hana; PRIBYLOVA Petra; PROKES Roman; WOTAWA Gerhard

文献

J-GLOBAL ID：201702240196323533 整理番号：17A0925624

ニトロ多環芳香族炭化水素海洋と大陸バックグランド気塊での輸送に沿った気体-粒子間分配,マスサイズ分布,形成

Nitro-polycyclic aromatic hydrocarbons - gas-particle partitioning, mass size distribution, and formation along transport in marine and continental background air

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資料名：
巻： 17 号： 10 ページ： 6257-6270 (WEB ONLY) 発行年： 2017年05月
JST資料番号： U7039A ISSN： 1680-7316 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

ニトロ多環芳香族炭化水素(NPAH)は汚染大気中に普遍的に存在し,しかし,バックグランド大気中でのNPAH濃度に関してはほとんど知られていない。NPAHsを海洋と大陸内部のバックグランド地点に研究し,合わせてPAHsを測定した。観測地点は南エーゲ海沿岸(2012年夏季)と中央大ハンガリー平原(2013年夏季)である。Lagrangian粒子分散モデルを用いて,気塊履歴をトレースした。Lagrangian粒子統計を基礎として,試料に関する都市の影響を採取された空気体積が暴露した分別ドーズとして定量した。海洋観測点において,3~4環NPAH(11の対象化合物)濃度は23.7pg・m-3であり,4環PAHs(6の対象化合物)濃度は426pg・m-3であった。主たるNPAHsは2-ニトロフルオランテン(2NFLT)と3-ニトロフェナントレンである。都市分画ドーズは<0.002~5.4%と計算された。大陸内部地点では,Σ113~4-環NPAHとΣ64-環PAHはそれぞれ,58と663pg・m-3であり,主たるNPAHは2NFLTと9-ニトロアントラセンである。海洋バックグランド大気中に観測されるNPAH濃度はこれまでの報告で最も低く,1オーダー以上低い。大陸地点でのNPAHsの昼-夜間変動はNPAHsの光分解のために,昼間での短い寿命を反映している。海洋大気中での2NFLTと2-ニトロピレン(2NPYR)の形成収率は,高NOx環境での室内実験にて観測されるOH-開始光化学に対する収率と類似している。多相多パラメータ線形自由エネルギー関係を用いたNPAHの気体-粒子間分配の予測に対して良い一致を見た。ススへの吸着はPAHsに対してNPAHsの気体-粒子間分配では重要性は低い。ヨーロッパの南東方向アウトフローにおいて定量されたNPAH濃度は大陸間輸送の可能性を確定させる。(翻訳著者抄録)

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大気質調査測定一般 , 対流圏・成層圏の地球化学

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ニトロ多環芳香族炭化水素 海洋と大陸バックグランド気塊での輸送に沿った気体-粒子間分配,マスサイズ分布,形成

ニトロ多環芳香族炭化水素海洋と大陸バックグランド気塊での輸送に沿った気体-粒子間分配,マスサイズ分布,形成