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J-GLOBAL ID：201702240275243014   整理番号：17A0130561

電子ドープSr₂IrO₄でのd波ギャップの観測

Observation of a d-wave gap in electron-doped Sr₂IrO₄

著者 (6件)： KIM Y. K. (Lawrence Berkeley National Lab., California, USA) ,  KIM Y. K. (Inst. for Basic Sci., Seoul, KOR) ,  KIM Y. K. (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  SUNG N. H. (Max Planck Inst. for Solid State Res., Stuttgart, DEU) ,  DENLINGER J. D. (Lawrence Berkeley National Lab., California, USA) ,  KIM B. J. (Max Planck Inst. for Solid State Res., Stuttgart, DEU)
資料名： Nature Physics  (Nature Physics)
巻： 12  号： 1  ページ： 37-41  発行年： 2016年01月 
JST資料番号： W2060A  ISSN： 1745-2473  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Sr₂IrO₄は,銅酸化物超伝導体と類似した電子構造を持つ。銅酸化物超伝導体の発現機構では,擬ギャップ相やFermiアークが関連していると考えられており,Sr₂IrO₄での電子ドーピングによりこのような物理現象の再現を研究した。まず,低温で6-8%の電子をドープしたSr₂IrO₄でd波ギャップを角度分解光電子分光法で観測し,ギャップの温度依存性から高温でのFermiアークと低温でのd波不安定性の関連性を示した。Sr₂IrO₄への電子ドーピングにより銅酸化物超伝導体の物理現象を分光的に再現することができ,そして擬ギャップ及びd波ギャップ間の関連性を研究するための新しい研究材料を提供した。

シソーラス用語： *擬ギャップ ,  *Fermi面 ,  *ドーピング ,  イリジウム化合物 ,  酸素酸塩 ,  ストロンチウム化合物 ,  電子構造 ,  D波 ,  温度依存性 ,  銅酸化物超伝導体 ,  角度分解分光法 ,  光電子分光法 ,  バンド構造 ,  *電子ドーピング ,  イリジウム酸塩 ,  d波超伝導

分類 (2件)： 絶縁体結晶の電子構造  (BM02070Y) ,  超伝導の基礎理論  (BM04010Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： 電子 ,  ドープ ,  D波 ,  ギャップ ,  観測