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J-GLOBAL ID:201702240351062968   整理番号:17A0950413

長期抗菌活性のためのPEG化,銀ナノ粒子負荷酸化グラフェンに基づく安定なナノ複合材料

Stable Nanocomposite Based on PEGylated and Silver Nanoparticles Loaded Graphene Oxide for Long-Term Antibacterial Activity
著者 (13件):
資料名:
巻:号: 18  ページ: 15328-15341  発行年: 2017年05月10日 
JST資料番号: W2329A  ISSN: 1944-8244  CODEN: AAMICK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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メチシリン耐性黄色ブドウ球菌などのスーパー耐性菌と呼ばれる抗生物質耐性病原菌の発生増加が深刻な問題となっているが,最近,銀ナノ粒子(AgNP)担持酸化グラフェン(GO)ナノ複合材料(GO-Ag)が,抗生物質に代わる代替抗菌材料として期待されている。しかし,GO-Agナノ複合材料は,しばしば生理溶液中で不可逆的凝集により抗菌能力が低下してしまうという欠点がある。本報告では,マイクロ波照射を利用してポリエチエングリコール(PEG)化したGO-Ag(GO-PEG-Ag)を合成し,その物性と抗菌特性を検討した。その結果,生理溶液中での分散安定性は,GO-Agでは1時間弱であったのに対し,GO-PEG-Agは1か月以上安定であり,10,000xg,5分の遠心分離でも分散し続けることが分かった。また,GO-PEG-Agは,GO-Agに比較して,正常な大腸菌や黄色ブドウ球菌だけでなくスーパー耐性菌に対しても,より強力な抗菌活性を示し,その抗菌活性は,35%未満の食塩水中1週間後でも95%が保持され,HeLa細胞に対する細胞障害性も低いことが分かった。GO-PEG-Agの抗菌機構は,細菌構造の損傷や活性酸素種の産生により,細胞質の漏出および代謝低下を引き起こすことが明らかとなった。以上より,GO-PEG-Agはスーパー耐性菌対策に実用できるといえる。
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分類 (1件):
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医用素材 

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