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J-GLOBAL ID：201702240355089549   整理番号：17A1721230

非晶質合金のアニーリングによるL1_0FeNi相の磁気的性質【Powered by NICT】

Magnetic Properties of L1₀ FeNi Phase Developed Through Annealing of an Amorphous Alloy

著者 (3件)： Sharma Parmanand (Institute for Materials Research, Tohoku University, Sendai, Japan) ,  Zhang Yan (Institute for Materials Research, Tohoku University, Sendai, Japan) ,  Makino Akihiro (Institute for Materials Research, Tohoku University, Sendai, Japan)
資料名： IEEE Transactions on Magnetics  (IEEE Transactions on Magnetics)
巻： 53  号： 11  ページ： ROMBUNNO.2100910.1-10  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0339B  ISSN： 0018-9464  CODEN： IEMGAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Fe基いん石中の観察された化学的に秩序化したL1_0FeNi相は,将来の高コスト希土類基永久磁石を代替する可能性を持っている。しかし,この相の人工生産は秩序-無秩序転移温度(~320 °C)周辺の無視できる原子拡散のために非常に困難である。ここでは,高品質L1_0FeNi相とその磁気的性質を製造する方法を報告した。は高度に無秩序な準安定状態,すなわち非晶質は高度に秩序化した状態,従来の処理技術で不可能なを生産するために利用できることを示した。非晶質Fe_42Ni_41 3Si_xB_12 xP_4Cu_0(x=0~0~8at.%)合金リボンを研究した。400°Cで非晶質リボンの結晶化は低温で適切な原子拡散をもたらすL1_0FeNi粒子を沈殿した。構造キャラクタリゼーションは,高い化学秩序化(S≧0.8)を示したが,沈殿したL1_0結晶粒の体積分率が低い。FeSiBPCuの結晶化したリボンは,二磁気相(軟磁性マトリックスに埋め込まれた硬磁性L1_0FeNi粒子)から構成されている。Siのより高い濃度を持つ合金は,高い保磁力(H_c700~750Oe)を産生することを示した。軟磁性マトリックスはH_cに強く影響する。L1_0FeNiの実際のスイッチング磁場(≧3.7 kOe)はH_cのそれよりはるかに高いことが分かった。L1_0FeNi相を報告秩序-無秩序温度より高い温度で形成することを示した。温度依存磁化と熱分析の結果はL1_0FeNi相は≦550°Cの温度で生存できることを示唆した。磁化反転機構はH_cの角度依存性によって理解し,磁壁ピン止め型であることを示した。L1_0FeNiおよびL1_0FePt間の構造的および磁気的類似性により,軟磁性マトリックスにおけるL1_0FePt結晶粒の低体積率とリボン試料は,同様の手法で調製した。L1_0FeNiの磁化挙動はL1_0FePtのそれに類似していることを示した。Copyright 2017 The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *非晶質合金 ,  結晶粒 ,  磁化反転 ,  結晶化 ,  温度依存性 ,  非晶質リボン ,  角度依存性 ,  ケイ素 ,  *鉄 ,  *焼なまし ,  磁化 ,  *磁気 ,  磁壁 ,  保磁力
準シソーラス用語： 軟磁性 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 磁性材料  (NA04040H)

タイトルに関連する用語 (3件)： 非晶質合金 ,  アニーリング ,  磁気的性質