文献
J-GLOBAL ID:201702240386732179   整理番号:17A0963844

危険・有害性の小さい有機実験系教育テーマの検討

著者 (3件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 41-44  発行年: 2017年07月31日 
JST資料番号: L8067A  ISSN: 1884-5444  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
代表的な科学実験の一つである有機化学実験は,発火性,有害性の高い化学物質を多く使用し,割れやすい形状のガラス器具も多く使用する。また,蒸留など習得すべき実験操作の数が他の科学実験に比べて圧倒的に多い。そのため,有機実験は「成功するように実験操作系を組み立てられている」にも関わらず,もっとも事故が多く,また器具の破損も多い。また年々,学生実験費用は運営費交付金の減額に伴い減らされている中,化学薬品の環境測定基準はどんどん厳しくなっている。本論文では,本校の有機実験の中で最も危険でコストがかかる求核置換反応(SN2)の改良について報告する。本実験では,出発原料をブタノールから危険・有害性の低い1-オクタノール(化学物質排出把握管理促進法第一種指定化学物質)に変更し,濃硫酸による副生成物の除去操作(分液漏斗を用いた実験操作)をなくすことに成功した。この1-オクタノールの実験系では,1-ブタノールを使った反応に比べて反応率が多少低い(70%)が,出発原料量を4分の1,また使用する濃硫酸量を10分の1など全体で60%コスト削減に成功し,また小スケール実験系を確立した。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
化学教育  ,  有機化学一般 
引用文献 (3件):
  • 独立行政法人国立高等専門学校機構『附帯決議等を踏まえた総務省通知に基づく情報公開』 http://www.kosen-k.go.jp/disclosure2.html#d2-02
  • 磯部稔,家永和治,市川善康,今井邦雄,鈴木喜隆,中塚進一,中村英士:『フィーザー/ウィリアムソン有機化学実験 原書8版』,pp.204-208,丸善株式会社,2000.
  • 後藤俊夫,芝哲夫,松浦輝男:『有機化学実験のてびき[5]-生体物質取扱法-』,pp.152-154,(株)化学同人,1991.
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る