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J-GLOBAL ID:201702240418697647   整理番号:17A0482747

複合材料から放出されたアスベスト,炭素繊維,およびカーボンナノチューブの変質とその健康影響可能性の変化

Transformation of the released asbestos, carbon fibers and carbon nanotubes from composite materials and the changes of their potential health impacts
著者 (6件):
資料名:
巻: 15  号: Feb  ページ: 15:15 (WEB ONLY)  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7030A  ISSN: 1477-3155  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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繊維強化複合材料は,母材より優れた,機械特性,熱特性,電気特性,および光学特性を保持していることが多い。アスベスト,炭素繊維,およびカーボンナノチューブ(CNT)は,広く複合材料に使用されてきたが,これは,テクノロジーと経済に対してだけでなく,ヒトの健康と環境に対しても大きな影響を与える。複合物からの繊維状粒子の放出についての多くの研究が,これまで行なわれてきた。本総説で著者らは,繊維状充填剤の放出後の変質,特に健康影響に必須な特性の変化について主に解説した。アスベスト繊維は,多くの製品中に存在し,アスベスト含有材料の終末処理は危険をもたらす可能性がある。熱処置は,アスベストを危険でない状態にまで変質させることができる。これは,焼却によってアスベスト含有材料を安全に処分できる可能性を示すが,課題はまだ存在する。直径5~10μmの炭素繊維は吸入性であるとは考えられない。しかし,複合物からの放出過程で,炭素繊維は,繊維軸に沿って分割され,より小さい吸入性繊維を生成する可能性がある。CNTは,複合物の表面で露出するか,または遊離の不変な繊維として放出される可能性がある。この放出線維は,元のものより短くなる。CNTは高い熱安定性を持っており,複合物の熱処置後露出しても,まだその構造完全性を保つ可能性がある。繊維状充填剤放出過程におけるこの変質のために,その毒性は元の繊維とかなり異なる場合がある。繊維含有複合物の危険度査定においては,これを考慮すべきであることが示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物物理的研究法  ,  人間に対する影響 

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