文献

J-GLOBAL ID：201702240475778121   整理番号：17A0684338

ポリマサブミクロン光ファイバの伝播損失低減に関する研究

Study on reduction in propagation loss in submicron polymer optical fibers

著者 (2件)： 石井佑弥 (豊田理研) ,  石井佑弥 (豊橋技科大 大学院工学研究科)
資料名： 豊田研究報告  (Reports of Toyota Physical and Chemical Research Institute)
号： 70  ページ： 192-193  発行年： 2017年05月29日 
JST資料番号： G0667A  ISSN： 0372-039X  CODEN： TOKHA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・エレクトロスピニング(ES)法で作製されるポリマサプミクロンファイバは,メートルオーダ以上の長さが容易に作製可能な円筒形材料であるので,極細の光ファイバとしても有望。
・しかし,ポリマサブミクロン光ファイバの伝播損失の低減に向けた系統的な研究が未報告。
・本研究では,ES法で作製したポリマサブミクロンファイバの伝播損失の低減に向けた研究を実施。
・ポリマサブミクロンファイバを異なる温度で加熱しながら透過光強度をリアルタイムで評価可能な測定系を新たに構築。
・構築した測定系で,ES法で作製したポリ乳酸ファイバの透過光強度の加熱温度依存性を測定。
・温度上昇とともに透過光強度が増加していることが判明。
・ファイバ内部の密度の不均一に由来する過剰散乱が,ガラス転移温度以上の加熱により低減されたためと推定。

シソーラス用語： *光ファイバ ,  *サブミクロン加工 ,  *損失 ,  エレクトロスピニング ,  光 ,  光学測定器 ,  ポリエステル繊維 ,  不均質媒質 ,  *光散乱 ,  *ガラス転移点
準シソーラス用語： *高分子光ファイバ ,  *伝播損失 ,  透過光 ,  ポリ乳酸繊維

分類 (2件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H) ,  高分子固体の物理的性質  (CG02024U)

引用文献 (3件)：

• S. -Y. Min, T. -S. Kim, B. J. Kim, H. Cho, Y. -Y. Noh, H. Yang, et al., ′′Large-scale organic nanowire lithography and electronics,′′ Nat Commun, vol. 4, p. 1773, 2013.
• Y. Ishii, S. Satozono, R. Kaminose, and M. Fukuda, ′′Origin of high propagation loss in electrospun polymer nanofibers,′′ APL Materials, vol. 2, p. 066104, 2014.
• Y. Ishii, H. Sakai, and H. Murata, ′′Fabrication of a submicron patterned electrode using an electrospun single fiber as a shadow-mask,′′ Thin Solid Films, vol. 518, pp. 647-650, 2009.

タイトルに関連する用語 (3件)： 光ファイバ ,  伝播損失 ,  研究