抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:軽度認知障害(MCI)とアルツハイマー病(AD)の各脳領域における構造性磁気共鳴(sMRI)の特徴を検討し、特徴的な指標を発見し、早期診断に役に立つ。方法:2014年8月~2015年7月のADNIデータベースにおける4018~5210の研究対象者543例をランダムに選択し、アルツハイマー病神経画像学計画(ADNI)データベースにより診断基準を4群に分けた。認知機能正常群(CN)139例、早期軽度認知障害群(EMCI)220例、晩期軽度認知障害群(LMCI)108例、AD群76例。研究対象の簡単な精神状態評価尺度(mini-mental state examination,MMSE)及び272項構造性MRI(structural MRI、sMRI)データを得た。sMRIデータを単変量分散分析、多重比較、ノンパラメトリック検定、対合比較分析、多変量線形回帰分析などの統計学的方法を用いて、疾患予測の意義を持つ特徴指標を発見した。結果:272件のsMRIデータの分析によると、CN、EMCI、LMCI、ADの4群間の差異はいずれも統計学的な意義がある指標は28項目で、その中の22項は左右の脳区のマッチング部位であった。左右の脳領域に対して比較分析を行い、左半球の萎縮程度が更に深刻であり、28項のsMRIデータとMMSEの多重線形回帰分析により、左海馬の下体積はMMSEの採点に対する影響が最も大きいことが分かった。結論:MCIの発症からADへの進展に伴い、脳萎縮の程度は次第に増加し、しかも左半球は疾患進行中に萎縮程度が更に深刻で、主に辺縁システムに集中している。その中で、左海馬下体積はMMSE採点の採点に対して最も大きい影響を与えている。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】