抄録/ポイント：
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的:末梢血細胞による血流感染患者の予後に対する予測価値を検討する。方法:2012年1月から2016年10月までの四川省綿陽市センター病院の集中治療室(ICU)の血流感染患者の臨床資料を回顧性分析し、28dの予後により患者を生存群と死亡群に分けた。患者の末梢血白血球(WBC),好中球数(NEU),リンパ球数(LYM),好中球/リンパ球比率(NLR),単核細胞数(MO),好酸球計数(BA),ヘモグロビン(Hb),血小板数(PLT),およびカルシトニン(PCT)のレベルを記録した。患者の動作特性曲線(ROC)、Kaplan-Meier生存曲線の分析と多変量Cox回帰分析を用いて、各指標の予後に対する予測価値を分析した。結果:合計305例の血流感染患者を選択し、28日生存したのは182例、死亡は123例であった。(2)2つの群の間で,性別,年齢,および合併症に有意差はみられなかった(P>0.05)。死亡群の真菌感染率は生存群より高く(9.8%対3.3%,P=0.019),その他の菌種感染率には統計学的有意差が認められなかった。2)生存群と比較した。死亡群におけるLYM,MO,EO,およびPLTの減少は,それぞれ,0.58(0.29,0.93),0.76(0.19,0.80),0.58(0.00,0.80),および(P<0.05)であった。NLRは有意に増加した[17.09(7.60,33.51)対12.86(6.51,24.85),P<0.05],一方,WBC,NEU,BA,HbおよびPCTには有意差がなかった。ROC曲線の分析により、LYM、MO、EO及びPLTは血流感染患者の予後に対していずれも評価価値があり、その中のEOのROC曲線下面積(AUC)は最大で、0.755であることが示された。EOの最適値が0.015×109/Lであるとき,28日の死亡率は80.3%であり,そして,特異性は64.7%であることが予測された。4)生存曲線を分析した。EO<0.015×109/Lの患者の28日生存率は,EO>0.015×109/L(38.3%(62/162)対83.9%(120/143),χ2=56.999,P=0.000)より有意に低かった。多変量Cox回帰分析により,以下のことが示された。EOは,28日の生存率の独立予後因子であった(β=1.466,χ2=39.535,P=0.000),EO<0.015×109/Lの患者における死亡率は,それぞれ>4.331,95%信頼区間(95%CI=2.743~6.840)であった。結論:末梢血細胞において、EOと血流感染患者の予後との相関性が最も良く、血流感染患者の28d生存率を評価する独立予後指標とすることができる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】
