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J-GLOBAL ID：201702240861968515   整理番号：17A1366996

多結晶Ba₈Au_xSi_46-xクラスレートを用いた温度差を必要としない新規熱-電力変換材料の開発

A Novel Electric Power Generation under Uniform Temperature Environment using Poly-crystalline Ba₈Au_xSi_46-x Clathrate

著者 (6件)： 宗藤伸治 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門) ,  刑部有紀 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門) ,  山外啓太 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門) ,  岩永純平 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門) ,  三浦秀士 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門) ,  古君修 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門)
資料名： 粉体および粉末冶金  (Journal of the Japan Society of Powder and Powder Metallurgy)
巻： 64  号： 8  ページ： 471-474(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0691A  ISSN： 0532-8799  CODEN： FOFUA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熱電デバイスの効率向上のための材料設計の指針の一つとして,材料の熱電効率を下げ,熱流を抑制することにより熱損失を小さくすることが考えられる。この目的に適合する材料として,非常に小さな熱伝導度を示すシリコンクラスレートに着目して研究が続けられてきた。最近,Auを置換元素として添加したBa_δAu_xSi_4δ-xクラスレートをチョコラスキー法で作製することにより,外部より温度差を与えずとも電圧を発生する現象が報告された。そこで本研究では,Ba_δAu_xSi_4δ-xクラスレートにおいて,Auの組成を変化させることによりn型およびp型の2種類(Au添加量で調整)の粉体を用意し,その2種類を積層・焼結することにより,本組成傾斜クラスレート多結晶を作製した。そして,均一温度環境下における発電可能性を検証した。その結果,得られた本組成傾斜クラスレート多結晶において,試料に温度差を与えることなく均一に加熱することにより電圧発生を確認した。

シソーラス用語： *包接化合物 ,  *バリウム化合物 ,  *金化合物 ,  P型半導体 ,  N型半導体 ,  傾斜機能材料 ,  化学組成 ,  *ケイ素化合物 ,  放電プラズマ焼結 ,  積層構造 ,  熱 ,  エネルギー ,  結晶構造 ,  *熱電発電 ,  熱起電力
準シソーラス用語： Seebeck効果 ,  SPS【焼結】 ,  シリコンクラスレート ,  組成傾斜

著者キーワード (8件)： electric power generation ,  spark plasma sintering ,  clathrate crystal ,  Seebeck effect ,  electric power generation ,  spark plasma sintering ,  clathrate crystal ,  Seebeck effect

分類 (2件)： 熱電デバイス  (NC03090J) ,  熱電発電,熱電子発電  (NB03080V)

引用文献 (9件)：

• 1) T. J. Seebeck: Magnetische Polarisation der Metalle und Erze durch Temperatur-Diffrenz, Abhandluge der Deuschen Akademic Der Weissenschaften zu Berlin, (1822) 265.
• 2) W. M. Yim, F. D. Rosi: Solid State Electron, 15 (1972) 1121.
• 3) S. Yoneda, E. Ohta, H. T. Kaibe, I. J. Ohsugi, Y. Shinihara, I. A. Nishida: J. Adv. Sci., 12 (2000) 379.
• 4) C. Wood: Rep. Prog. Phys., 51 (1988) 459.
• 5) N. Mugita, Y. Nakakohara, R. Teranishi, S. Munetoh: J. Mater. Res., 26 (2011) 1857.

タイトルに関連する用語 (6件)： 多結晶 ,  クラス ,  レート ,  温度差 ,  電力変換 ,  開発