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J-GLOBAL ID:201702240863784013   整理番号:17A0589824

東京市・東京鉄道局による「市民健康路」事業の展開

A Study on Development of the Hiking Trails for Citizens by Tokyo City and Tokyo Railway Bureau
著者 (2件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 493-498  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: F0408A  ISSN: 1340-8984  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本稿は,東京市・東京鉄道局による「市民健康路」事業の展開について報告した。先ず,1932年から1939年にかけて,東京市民の慰楽適地選定の範囲として,山手線主要駅及び郊外電車の始発駅を起点に鉄道賃金と運輸時間を考慮し,東京駅を中心とした50km圏域,片道が1時間,1円で到達できる範囲を標準として設定した広域緑地計画,東京緑地計画が策定されたこと,本研究は,これまで学術的な研究がなされていない「市民健康路」について,背景にある鉄道省と厚生省の政策とその関連機関の取り組みと事業の展開,各コースにおける緑地の利用状況を明らかにし,戦前における東京を中心とした野外のレクリエーション活動の振興の方策としての意義を考察することを目的とすること等を報告した。次に,研究の手法,「市民健康路」の概要,市民健康路の背景と関連事業の展開,市民健康路のコースの変遷を報告した。更に,考察として,市民健康路事業の変遷とレクリエーション活動の場の提供,市民健康路における鉄道利用の特徴を報告した。最後に,本研究では,1938年から1942年にかけて東京市及び東京鉄道局によリ実施された市民健康路について,背景となる鉄道省及び厚生省の施策を把握した上で,市民健康路のコース内容とその変遷から,東京を中心とする観光・レクリエーション計画の実現,観光ルートとしての鉄道利用の特徴,鉄道会社の誘客の手段としての市民健康路の利用について考察したこと,市民健康路としてのコースの選定は,戦時下において私鉄各社が沿線でのレクリエーション利用を誘客する手段として活用されたこと等を報告した。
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観光,レクリエーション 
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