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J-GLOBAL ID：201702241401265321   整理番号：17A1105411

ビフェニル-およびフルオレン-o-カルボラニル化合物類: ビフェニル環の歪みによる光物理的特性の変化

Biphenyl- and Fluorene-Based o-Carboranyl Compounds: Alteration of Photophysical Properties by Distortion of Biphenyl Rings

著者 (5件)： SHIN Nara (Kangwon National Univ., Gangwon, KOR) ,  YU Seokhyeon (Kangwon National Univ., Gangwon, KOR) ,  LEE Ji Hye (Kangwon National Univ., Gangwon, KOR) ,  HWANG Hyonseok (Kangwon National Univ., Gangwon, KOR) ,  LEE Kang Mun (Kangwon National Univ., Gangwon, KOR)
資料名： Organometallics  (Organometallics)
巻： 36  号： 8  ページ： 1522-1529  発行年： 2017年04月24日 
JST資料番号： E0965A  ISSN： 0276-7333  CODEN： ORGND7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2種のビフェニル-および2種のフルオレン-o-カルボラニル化合物類を合成し,多核NMR分光分析と元素分析により特性評価した。ビフェニル類は中心のビフェニル環が明確に歪んでいることを示した。光ルミネセンス測定により,フルオレン系カルボラニル化合物類は低温の溶液もしくはフィルムなど剛性状態において低エネルギー領域で顕著な発光を示した。一方,ビフェニル系カルボラン類は主に高エネルギー発光を示した。各化合物の第一励起一重項状態に関するTD-DFT計算により,低エネルギー領域での発光がカルボランと中心フェニレン環との分子内電荷移動を含み,これらエネルギーバンドの放射崩壊が中心ビフェニル基の歪み防止により促進することを示した。量子効率と放射崩壊定数の比較により,ビフェニル基の構造特性が光物理特性に重要な影響をもたらすことを明らかにした。

シソーラス用語： *芳香族化合物 ,  *芳香族縮合炭化水素 ,  *カルボラン誘導体 ,  キャラクタリゼーション ,  *分子歪 ,  *光ルミネセンス ,  発光スペクトル ,  一重項 ,  励起状態 ,  密度汎関数法 ,  電荷移動 ,  放射崩壊 ,  量子効率 ,  構造特性相関 ,  *ビフェニル化合物 ,  *フルオレン類
準シソーラス用語： TDDFT ,  *ビフェニル誘導体 ,  *フルオレン誘導体 ,  分子内電荷移動

分類 (2件)： 有機ほう素化合物  (CF08020R) ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  (BH06062I)

物質索引 (4件)： 4-ブロモビフェニル ,  4,4′-ジブロモビフェニル ,  2,7-ジブロモ-9H-フルオレン ,  2-ブロモ-9H-フルオレン

タイトルに関連する用語 (6件)： ビフェニル ,  フルオレン ,  化合物類 ,  環 ,  歪み ,  物理的特性