抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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リコージャパン(株)は,「スマート&エネルギー」を掲げて,エネルギー,モビリティ,ヘルスケア,一億総活躍の4つの分野で事業を展開している。エネルギー分野は,太陽光発電のO&Mと電力小売販売である。2016年の小売事業参入全面自由化を契機に,様々な事業者が電力小売市場に参入し競争が活発化しているが,「電力を販売することをきっかけに省エネ提案を実施するなど,顧客起点にたったサービスの提供」に,チャレンジした。安い電気料金を提供し,なおかつ省エネを進める点で,特徴的なサービスは,「設備調達」「設備改善」「運用改善」の3つを一緒に提案できることである;(1)設備調達:電力供給の30分値入手により顧客の電力使用状況を把握し,電力使用量の見える化によって,使用量の削減に繋げている。また,CO<sub>2</sub>排出係数は,一般電気事業者の約0.5kg/kWhに対して,約0.35kg/kWhである。(2)設備改善:省電力型複合機・プリンタ・サーバによる電力削減,LED照明の導入,最適な空調設備への更新などが挙げられる。(3)運用改善:ピークカットを目指した運用改善,センシング&自動制御による運用改善が挙げられる。センサやセンシング技術を駆使することによって,フロアごとの省エネばかりでなく,安全性・快適性・利便性を向上させる。