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J-GLOBAL ID：201702241642163084   整理番号：17A1043986

粉末回折データに対する逆畳み込み・畳み込み処理の考え方

Concept of Deconvolution-Convolution Treatment on Powder X-ray Diffraction Data

著者 (1件)： 井田隆 (名古屋工大 先進セラミックス研究セ)
資料名： 名古屋工業大学先進セラミックス研究センター年報  (先進セラミックス研究センター年報)
巻： 5  ページ： 37-43  発行年： 2017年06月30日 
JST資料番号： Z0964D  ISSN： 2187-6738  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： CuK輻射X線源を使用する場合に出現するCuKα₂ピークを除去し,残留する弱いCuKベータピーク,およびNiK吸収端位置でのバックグラウンド強度の不連続な変化を除去する数値計算方法の背景と発想および理論的な基礎,そしてなぜこの方法を「逆畳み込み・畳み込み法」と呼ぶかについて解説した。この処理法の開発の動機は従来の畳み込みモデルが含む論理的な矛盾であり,適切なスケール変換を施すことにより,論理的な整合性を向上している。ただし,試料固有の本質的な回折ピーク形状がブロードな場合には対称化された装置関数の畳み込みを除外する要求も想定される。この場合には,軸発散収差装置関数の偶数次数キュムラントの回折角依存性と整合するように別のスケールを使用して三重以上の畳み込みとしてモデル化することになると思われる。

シソーラス用語： *X線回折 ,  放射 ,  *デコンボリューション ,  *畳込み ,  吸収端 ,  *X線スペクトル ,  バックグラウンド ,  数値計算 ,  数学モデル ,  数学的変換 ,  装置関数 ,  発散 ,  収差 ,  キュムラント ,  角度依存性 ,  整合
準シソーラス用語： スケール変換 ,  逆畳込

分類 (1件)： X線回折法  (BK01020I)

タイトルに関連する用語 (3件)： 粉末回折 ,  逆畳み込み ,  畳み込み