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J-GLOBAL ID：201702241679053571   整理番号：17A1135246

ポルフィリン-フラーレンポリアドにおける電荷分離状態の寿命の延長【Powered by NICT】

Increasing the lifetimes of charge separated states in porphyrin-fullerene polyads

著者 (5件)： Gao Di (Departement de Chimie, Universite de Sherbrooke, Sherbrooke, QC J1K 2R1, Canada. [e-mail]) ,  Aly Shawkat M. ,  Karsenti Paul-Ludovic ,  Brisard Gessie ,  Harvey Pierre D.
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 35  ページ： 24018-24028  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一個または二個の側鎖電子ドナーがあると電子移動速度,k_etに影響するかを調べるため亜鉛(II)ポルフィリン,[ZnP]と,N-メチル-2-フェニル-3,4-フラーロ-ピロリジン(C₆₀)とを用いて二種類の線形ポリアドを設計した。これらは[ZnP]-C₆H₄-≡-C₆H₄-[ZnP]-C₆₀の末端基か(1)または[ZnP]-C₆H₄-≡-C₆H₄-[ZnP(C₆₀)]-C₆H₄-≡-C₆H₄-[ZnP]の中心位置か(2)でC₆₀がダングリング状態にある。これらのポリアドをサイクリックボルタンメトリー,DFT計算,定常状態および時間分解蛍光分光法及びフェムト秒過渡吸収分光法(fs-TAS)を用いて調べた。fs-TASから電荷分離状態[ZnP^・+]/C₆₀^・-の検出で確認される光誘起電荷再結合が速度(k_et)3~4×10¹⁰s^-1で起きる。他方この電荷再結合(CR)が二つの経路(中央の[ZnP^・+]/C₆₀^・-(ps)と末端中央の[ZnP^・+]/C₆₀^・-(ns)を経由する[¹ZnP](基底状態)と[³ZnP*]の生成)により基底状態の[ZnP]を生成することが分った。T₁種の生成は2に対するより支配的である。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *電子移動速度 ,  *側鎖 ,  *ポルフィリン錯体 ,  *亜鉛錯体 ,  *フラーレンC60 ,  ダングリングボンド ,  サイクリックボルタンメトリー ,  密度汎関数法 ,  蛍光スペクトル ,  過渡吸収スペクトル ,  時間分解分光法 ,  電荷分離 ,  電子移動 ,  再結合 ,  基底状態 ,  三重項 ,  *分子構造
準シソーラス用語： *ダイアド【分子構造】 ,  *フラーレン誘導体 ,  光誘起電子移動 ,  *側鎖基効果

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  光伝導,光起電力  (BM03050J)

物質索引 (2件)： 4-[20-(3,5-ジ-tert-ブチルフェニル)-10-[4-[[4-[5,15,20-トリス(3,5-ジ-tert-ブチルフェニル)-21H,23H-ポルフィリン-10-イル]フェニル]エチニル]フェニル]-21H,23H-ポルフィリン-15-イル]ベンズアルデヒド ,  4-[5,15-ビス[4-[[4-[5,10,20-トリス(3,5-ジ-tert-ブチルフェニル)-21H,23H-ポルフィリン-15-イル]フェニル]エチニル]フェニル]-21H,23H-ポルフィリン-10-イル]ベンズアルデヒド

タイトルに関連する用語 (3件)： ポルフィリン ,  電荷分離 ,  寿命